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『江寧記憶物語』は発表 初刷六千冊はコミュニティに無料贈与

原稿発送の期日:2018-04-25

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写真は『江寧記憶物語』の発表会の様子 記者 肖鳴亮 撮影

 

(記者 施丹妮)『江寧記憶物語』は、住民が提供してくれた歴史的意義を持つ建物について図画と写真を集め、住民の口述と歴史の考証を通じて江寧物語を文字にして、図画と文字で江寧路街道の歴史を綴った。こうして出来上がった一冊の特別なストーリーブックは、先日正式に発表された。初刷の六千冊は全部コミュニティ住民と関連機関・団体に配られることになるという。

 

4月19日、江寧路街道は「花は四季咲き、江寧は美しい」テーマイベントの最中で、『江寧記憶物語』初公開の儀式を行った。同時に、「最愛の人文江寧」オンラインプラットフォームも公開された。

 

江寧「老人」が江寧物語を語る

 

江寧路街道は、太平花園、常徳路聶耳旧居、中教親睦会旧址などの文化遺産保存地点を37ヶ所も持っていて、歴史的な深みが豊富である。

 

『江寧記憶物語』のページをめくってみたら、有名な学者の薛理勇、復旦大学歴史学科教授の金光耀および上海辞書出版社社長の秦志華などの方々がこのストーリーブックを強く薦めていることがわかる。その中、金光耀は江寧路街道恒徳里の住民として、幼い頃に路地内や赫徳路の物語を老人たちから聞いたことを思い出しながら語った。

 

この本の内容はフィクションであり、江寧路街道にずっと住んでいる107歳老人とその大家族を描き、彼らの自らの経験と見聞を表現するものである。この一冊を読んだら、市民はシク教の礼拝堂、税関図書館や西摩路会堂(レイチェル会堂)などの歴史についてもっと知り、江寧地区の歴史文化をより深く理解できる。

 

この本はフィクションだが、すべて作り物のわけではない。107歳の老人の物語は、街道管轄地区に住んでいる複数の老人の口述をまとめたものである。恒徳里のオールド住民張志尧(79)は、「私はここで生まれ、ここで育ち、恒徳里で79年の歳月をも経った。江寧路街道のすべてを知り尽くしているのだ」と断言した。

 

コミュニティの「昔話」を自分たちの「物語」にする

 

街道の関連責任者の話によると、古い建物は生きている歴史であり、触れる時代の記憶でもある。江寧管轄地区では、優秀歴史保護建物がたくさんあり、革命記念意義を持つ建物もたくさんあるので、歴史的建物の資源は豊かだと言える。分厚い歴史人文蓄積は江寧コミュニティの看板として、上海市の精神品位と価値目標を担い、コミュニティの魅力をはっきりと示している。今回公開された『江寧記憶物語』は、街道が始動した人文ブランドプロジェクト「記憶江寧」シリーズの中のもう一つの力作である。創作途中、歴史的建物をそのまま描く、そして人文的感情をそのまま書き記すために、街道は18の居住区からのオールド住民たちと座談会・訪問インタビューを50回以上展開し、歴史的建物を200回以上実際に訪問し、コミュニティ住民からの手描き図画および撮影作品を98枚収録し、管轄地区内の32ヶ所の歴史のある建物にまつわって、オールド住民の実体験や伝わってきた「昔の出来事」をできるだけ考証して収録した。一つ一つのあったかい物語はこれらの歴史建物をつなぎ、みんなが共有しているコミュニティの記憶を呼び起こし、コミュニティの共同認識を向上させた。

 

オンラインプラットフォームはより多くの若者に歴史的建物をアピール

 

今のところ、江寧管轄地区内には37ヶ所の文物保護建物と23ヶ所の歴史保護建物がある。歴史的建物において、独特な文化の伝承と貴重な資源の保護をどうしたら両立できるのか。この問題は、都市管理の難点となっている。既に破壊された歴史的建物の修繕より、予防的な宣伝教育ははるかに大事である。より多くの若者に歴史的建物に関する知識を教える、そして彼らを歴史資源の自発的な保護者にさせるために、江寧路街道は「最愛の人文江寧」オンラインプラットフォームを作成した。

 

プラットフォームは今一番流行っている「QRコード」を導入することで、歴史的建物の前を通る「一般人」も直ちに図画文字紹介にアクセスできる仕組みを作った。同時に、「カードコレクション」や「思い出ポイントランキング」などのインタラクティブ機能を通じて、訪問者は建物に仮想フットプリントを残したり、訪ねた建物の数の合計を出したり、さらにフレンド同士で競い合ったりすることができる。聞くところによると、オンラインプロダクトはより多くの若者を身近な歴史に接触させ、そして文化の建設を通じてコミュニティ住民たちの所属感を向上させた。


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