ホーム >> ニュース >> 静安ニュース

多層階住宅でのエレベーター増設は年間50台着工

原稿発送の期日:2019-02-22

訪問回数:

便利なエレベーターが住民の

幸福感を向上し続ける

■撮影 余儒文

年内完成50台电梯加装目标,

今年内に50台のエレベーター増設目標を達成し、

より多くの住民に一日も早くエレベーターの夢を叶わせる

■撮影 余儒文

取材・文 邢蓓琳 黄競競

「大衆のために確実に活動を展開している区委員会・区政府にとても感謝しております。もとはできるだけ階下に下りないままでしたが、今はとても便利なので、生活の質を大幅に向上しました」と一人の住民は言いながら、手書きの春聯を区委員会書記兼区長の陸暁棟氏に送り、感謝の意を表した。

212日に、陸暁棟氏は石門二路街道内の新福康里団地に訪れ、既存の多層階住宅でのエレベーター増設作業を調査研究し、現場会議をも主催した。李震副区長らが同会議に参加した。

陸暁棟氏は同会議で、「既存の多層階住宅でのエレベーター増設作業に対しては、住民の間で熱望の声が高まっている。年内に50台のエレベーター増設目標を達成し、着実に住民のために実務を行い、より多くの住民が1日も早くエレベーターの夢を実現できるよう努力しなければならない」と述べ、また以下のことを表明した。各関係単位・部門は目標を固め、全力を尽くす一方、力相応に事を進め、困難と問題を十分に見積もることも必要とする。既存の多層階住宅でのエレベーター増設作業を住宅地における自治・共治面の実践的模索として、党の建設の先導的役割を発揮し、難題を解決しなければならない。既存の多層階住宅でのエレベーター増設作業を「美しい家」の建設に組み入れ、多くの措置を講じ、一括推進しなければならない。区級で仕事のプラットフォームを構築し、協調の仕組みを作り、問題を分析し、経験を共有しなければならない。工事の質を確保し、安全検査を強化し、長期的に有効なメカニズムを成立しなければならない。

 

64から8へ」の幸せ

20183月に、新福康里96号アパートの住民たちが自ら資金を調達することで追加して据え付けられたエレベーターは許認可に通過し、正式に運用し始めたので、ここは団地内でエレベーターを成功裏に追加して据え付けた初の集合住宅となった。これで、集合住宅内の住民は毎日エレベーターで簡単に上り下りできるようになった。韓順発は自分が毎日「64から8へ」の幸せを味わっていると笑いながら話した。その理由を聞くと、韓順発の家は6階に住んで、上がるたびに64段の階段を上らなければならなかったが、エレベーター増設後は、階段が64段から8段に変わり、ずいぶん楽になったという。さらに、彼は「20年前は体を鍛えられると思い、毎日上り下りしても全然疲れを感じませんでした。しかし、年を取るにつれて、足が段々不自由になり、階段を上って帰るたびに1回か2回休むようになりました。昨年エレベーターが据え付けられて以来、上り下りが便利になり、30秒もかからずに階段を下りるか家に帰るようになって本当に良かったです」と語った。韓順発の隣人、余さんも記者に対し、「昔は会えば会釈するのが関の山でしたが、今はエレベーターの管理だけでなく、困難の解決にもお互いに力を借り合い、本当に家族のようになりました」と語り、エレベーターの増設後は階段の上り下りが便利になったばかりか、住宅内の近隣間の絆も深まったという意思を表明した。

毎日エレベーターの利用による96号アパート内の住民の便利さと気楽さを見て、団地内の多くの集合住宅も、エレベーターを増設したいという欲求がますます高まっている。30号アパートの7階に住んている宋さんは、自宅にいる80歳を過ぎた高齢者が下りるたびに「大々的に人を動員する」のが必要、大変困ったので、エレベーターの増設には両手を挙げて賛成したいぐらいだったという事情を記者に話し、また「今年の最大の願いは、できるだけ早くエレベーターの増設を終え、うちの高齢者を連れて階下へ散歩にいくことです。エレベーターの便利さを早く楽しまないかなぁ」と語った。

新福康里住宅地の魏瑛党総書記の紹介によると、新福康里住宅区には現在60歳以上の高齢者が約1100人おり、全体の36%を占めている。2階またはその上の高層に住む多くの住民は、年齢を重ねるにつれ、階段の上り下りがますます不便になり、数か月もしくは数年も階下に下りない老人もいる。一段一段の階段は、これらの「宙に浮く老人」の前に横たわる天険となったので、エレベーターの増設は彼らにとって最も切実な願いと言える。住宅地の党本部による団地2回目のエレベーター増設に関する特別テーマ調査研究と所有者委員会による綿密な調整確認を経ち、現在、団地内には21棟のアパートがエレベーターを増設したいという意向を示した。そのうち30号、106号、126号など3棟のアパートが増設条件の初回審査を通過し、ほかの1棟が計画立案プロセスに入っている。

 

自己管理でエレベーターの利用効率を向上

全市における初のエレベーター増設の成功例は、2012年に静安区延安西路150弄(華怡園)1号アパートで誕生した。その後、静安区は数年をかけて積極的に模索し、促進を加速し、異なる種類のコミュニティで比較的成熟した異なる増設案を模索してきた。2018年末時点で、静安区は完成した既存の多層階住宅でのエレベーター増設立案が22つの団地に至り、エレベーター数が合計36台に、受益住民が638戸に達した。今年に入って全区で新たに3カ所の団地に計10台のエレベーターが追加して据え付けられ、稼働した。このうち、遠龍アパートでは5台のエレベーターが同時に稼働したので、上海市で1回限りの改造で、エレベーター全カバー団地に変身した初の住宅地となった。

記者が取材したところ、追加して据え付けられた市内初のエレベーターが稼働して以来、「エレベーターの夢」を実現した住民がますます多くなり、党の建設に導かれたアパートの自治と住民による自発的な参加が「功を奏した」といえる。確実に整備されたそれぞれのエレベーターの背後には、意見の収集や住民間の矛盾の調和、エレベーターの設計案に対する住民の意見の聞き取り、許認可手続きの遂行、運用開始後の日常的なメンテナンスなどの作業を主導する、住民らが自発的に成立したエレベーター増設活動グループがあった。

魏瑛氏の話によると、エレベーターの運用が始まってから、96号楼の「エレベーター増設活動グループ」は「アパート自治活動グループ」に変身し、自治でエレベーターをきちんと管理し利用するように住民を指導した。住民たちは、「アパートのエレベーター公約」を作成しただけでなく、毎週月曜日の午前中にエレベーターを集中的に掃除することにも固執した。まさに皆さんの努力のもと、エレベーターが1年近く運行されても、トラブルが一切なくて、エレベーターのメンテナンスに訪れたスタッフですら、「住宅ではこんなにメンテナンスがよくできたエレベーターは見たことがありません」と話した。

同様の自己管理モデルは華怡園にも現れている。1号楼のエレベーターも、昨年運用を開始した3号楼と4号楼のエレベーターも、それぞれ個性的な「アパートのエレベーター公約」を作成しており、住宅内の住民はわが子のようにエレベーターをよく利用し、管理した。

エレベーターに対する自己管理の中で、住民のピンときた「いいアイディア」も、街道内と関連部門に「手厚いケア」が施されている。新福康里96号楼の住民たちは、エレベーターの後続維持費を算定する際、広告スペースを貸す方式でエレベーターの維持費を下げることを大胆に提示した。この考えを受けて、住民委員会と不動産会社は、適当なコマーシャルの投入を積極的に探し始めた。その結果、広告代理店が見つかったが、また別の問題が起きた。アパートはエレベーターの管理責任主体として広告主に領収書を出すことができないという。ソリューションを探し出すために、団地の所有者委員会は石門二路街道に聞いた後、同街道は静安区税務局と積極的に連絡を取った。団地の所有者は最終的に慣例を破り、申請主体の資格で臨時開票口座を開設した。住民のいいアディアを操作可能なエレベーター保守費用の負担軽減策につなげた。

また、同街道は96号アパートへのエレベーター増設を、スマートコミュニティのスマートデバイスのモニタリング管理の範疇に入れたと同時に、スマートモニタリングセンサデバイスを設置することで、システムのデータを街道のグリッドセンターに接続して日常的なモニタリングを行っている。異常事態が発生した場合、スタッフが即時に追跡し処理を行うことができる。

 

増設用の「優先通路」が開通

エレベーターの増設申請、立件などの状況に基づき、静安区はすでに「既存の多層階住宅での50台のエレベーター増設に着工」を2019年度の区役所の実務事業に組み入れており、また1200万元の予算資金を特別補助金としてエレベーター増設事業に投入することを申請したことは、記者の取材で明らかになった。

エレベーターの増設を加速し、最大の民生にかかわるこの「軍令状」を遂行させるため、静安区はこれから許認可手続きの簡素化、資金調達などの面でイノベーションを行う。つまり区政府では、日常的に運行するエレベーター増設メカニズムを構築する。これで、各エレベーターの急停止問題も提出され、至急解決することができる。一方、区級でサービスプラットフォームを設立する。これで、各街道、鎮が第三者のサービス機関を選びだし、コミュニティ住民または村民委員会などの末端組織の大衆資源の優位性を十分に発揮する。条件を満たした住宅によりスムーズにエレベーターを追加して据え付け、条件が成熟していないアパートに対して条件を整えて増設を推進させて、エレベーター増設の推進効率を向上させる。

静安区の各関係部門もこの先「優先通路」を開通し、エレベーター増設に対する「1ドア式受付窓口」を設置し、一般市民によるより便利なエレベーター増設申請を実行する。区不動産管理局、区計画と国土資源管理局、区建設管理委員会、市修繕工事品質検査センター、区市場監督管理局などの部門が専門家を配置し、毎週の固定時間に共同執務を行い、すべてのエレベーター増設事項を一括受理し、コンサルティングサービスを提供する。申請者と実施機関は事前に予約できる。情報によると、「1ドア式受付窓口」の設置作業が年内に完了する予定で、関連する許認可制度とプロセスも同時に改善される。

これからの数年間、静安区は既存の多層階住宅にエレベーターを増設する作業を引き続き推進し、「1台熟成させ、1台稼働させる」という原則に基づき、毎年新たに50台を整備することを目指し、「宙に浮く老人」たちの悩みを解決し、多くの住民に1日も早く「エレベーターの夢」を実現させようとしている。

 


attachment: