静安区教育局が主催し、静安区教育合作交流センターが実施し、国連訓練研究所上海国際訓練センターが指導し、上海享漁教育科技有限公司が協力する2024国連SDG科学技術イノベーション訓練キャンプの生物多様性テーマキャンプが2024年7月1日、静安区教育合作交流センターで正式に開幕した。幾度にも及ぶ選抜を経て、静安区全区の各中等学校から30人近くの中学生が今回のSDG科学技術イノベーション訓練キャンプで学ぶ機会を獲得した。

今回の科学技術イノベーション訓練キャンプは国連の持続的な発展という目標から出発し、人文・社会科学とSTEM科学技術学習を融合させた。生物多様性は人間と自然界の健康と福祉にとってかなり大切なもので、持続的な発展の重要な環節である。学生たちは持続的な発展という目標のうち、SDG14（水中生物）とSDG15（陸上生物）に関する知識を学び、異なる生物の生息環境、および人類の発展が生物環境に与える影響を探索し、科学技術の力を活用して天然資源を保護し、持続可能に利用する実践を行う。

「キャンプ開会式」

SDG科学技術イノベーション訓練キャンプは国連の17件の持続的な発展目標に基づく多学科科学技術革新学習プロジェクトで、学生がプログラミング、エンジニアリングデザインなどの手段を通じて学んだ知識と能力を融通させ、現実生活における様々な問題を解決するよう協力することを目的としている。静安の青少年がよりよく国際的な視野を広げ、自分と世界に対する深い認識と地球を共有する意識を確立するよう協力して、国際的な視野を持ち、創造力のある世界公民を育成する。

開会式で、静安区教育合作交流センターの呉蕙華主任はプロジェクト実施機関を代表して参加者たちの到来を熱烈に歓迎し、幾度にも及ぶ選抜を経てここまでやってきた優秀な学生代表たちが未来の世界の持続的な発展の目標に対するビジョンを胸に、チャンスをつかみ、6日間の学習に積極的に取り組み、特別な授業で想像力を発揮し、行動を展開し、チームワークを通じて姿をアピールし、キャンプ修了式で学習成果を見せてくれるだけでなく、優秀な参加者たちがより高いスタートに立って、未来の世界を建設する大黒柱になることを期待していると述べた。

「SDG生物多様性について学ぶ」

短い開会式の後、学生たちは今回のSDG科学技術イノベーション訓練キャンプの学習の旅を正式に始めた。生物常識に関わるクイズ、お絵かきクイズなどの軽くて面白いアイスブレイクゲームを通じて、異なる学校からの学生たちはお互いに分かり合い、親しくなり、素早く一つの団体として融合し、教室には楽しい笑い声が満ち溢れた。

科学技術革新訓練キャンプの担当先生である馬先生は学生たちにSDGの17の目標の背景と重要性について説明した。グローバル目標の紹介動画を見た後、学生たちは先生の指導に従って、地球が直面している問題や人類が直面している様々な生態問題について検討し始めた。地球が汚染され、海洋ゴミを誤食して大量に死亡した動物の死骸や食べ物やきれいな飲用水がない人々の写真などを見た学生たちは衝撃を受け、グローバル問題とそのソリューションに対する理解を深めた。

「生態系の多様性について学び、生息地を設計する」

午後の授業で、学生たちは電子ハードウエアArduinoについて学んだ。それから数日間、学生たちは電子ハードウエア、プログラミング技術などの関連科学技術内容を学ぶ。スマートプロジェクトの学習と制作を通じて、関連するアプリケーションを熟知・習得し、「なぜ科学技術はグローバル持続的な発展の目標を解決するための重要な手段だと言うのか」を理解する。

調査研究と設計はSDG科学技術イノベーション訓練キャンプの重要な学習内容の一つである。先生の指導と協力の下で、学生たちは生態システム対して探究・学習を行った。生態システムの分類と構成について学び、深まる探究と思考につれ、学生たちは生態システムに対して更にはっきりして、より全面的な認識を持つようになった。

生息地モデルの設計と制作で、学生たちの才能は十分に発揮された。学生たちは生態システムについて探究・学習した心得に基づき、グループチームワークを通じて様々なスタイルの素晴らしいモデルを作り上げた。モデルの設計と制作を通じて、学生たちは調査研究の内容や学習内容についての理解と印象をさらに深めた。その過程で、学生たちは力を合わせ、チームワーク精神と革新的な思考を十分に発揮した。

SDG科学技術イノベーション訓練キャンプの初日の学習は素晴らしかった。翌日から学生たちは間もなくスマートプロジェクトの学習に取り込む。彼らの素晴らしいパフォーマンスと優れた成果を期待しよう！