2024年5月17日、18日、静安区教育局が主催し、静安区教育合作交流センターが実施し、子どものための哲学・中国センターが協力する「2024静安区異文化間の子どものための哲学研修プロジェクト」が静安区南陽実験幼稚園で成功裏に実施された。
同プロジェクトは2021年に正式にスタートして以来、参加教師たちから肯定的に評価されている。このプロジェクトの持続的な実施を通じて、地域内のより多くの教育現場の教師に子どものための哲学に対して全般的な認識を持って、「子どものための哲学」の思いやりある思考、協力的思考、批判的思考、革新的思考を理解してもらう。教育現場の教師の子どものための哲学実践への興味を引き出し、地域の基礎教育教学実践のイノベーションをさらに後押しし、地域内の教師の教学革新に活力を注ぎ込む。
静安区南陽実験幼稚園で行われた今回のプロジェクトのトレーニングは3つの部分から構成されている。子どものための哲学・中国トレーナーのEcho先生は、ウォームアップゲームであだ名付け、位置交換、選択肢ゲームなど、第一部分の内容を開始した。子どものための哲学イベントでは、会話を始める方法と、探究チームのメンバーのための合理的で安全な探究雰囲気を作る方法について、Echo先生は、一連の没入型のゲーム体験の中で、他の先生を指導しながら哲学探究チームを作って、その過程を再現した。
思考のウォームアップの後、トレーナーのEcho先生は、教育現場の教師の実践における注目点と結び付け、感情の理解を育む絵本「怒る馬文さん」を今回のプロセス探究の触媒にした。没入型の共同閲読、共同思考、共同創造を通じて、先生たちは子どものための哲学探究の10つのステップを体験し、相互補完関係を構築する中素晴らしい思考をスパークさせた。
研修の第2部分は幼稚園の教育・授業イベントの特徴に焦点を当てている。幼稚園の段階で子どものための哲学イベントを行うのに適する触媒、全プロセス探究の10つのステップの流れ、子どものための哲学イベントの中で幼児の4C思考の育成について、トレーナーのEcho先生は、『エイリアンゲーム』を例に、「行・感・思」という探究モードで、先生たちに案内者としてゲームイベントを通じて哲学的会話を始める手本を見せた。ゲームの中で、教師たちは言語やルールなど幼児の能力育成に関連する内容から没入できる。哲学に敏感な教師は、ゲームイベントにおけるChaos Momentと論争に富んだ観点を捉えることができる。それは問題が発生し、探究が始まる出発点となる。
研修の第3部分は理論と実践を融合させ、子どものための哲学の起源に遡り、参加教師たちに「問題象限」、「思考の足取り」などの探究ツールと異なる段階にある子どものための哲学の実施のアドバイスと実用的な初心者に対する指導者ストラテジーを紹介した。
研修後、参加した教師たちは「勉強になった」と感想を述べた。実用的な研修内容と深い思考と参加体験により、教師は子どものための哲学を具体的に理解し始め、これから実施される子どものための哲学に対して自信を持ち、積極的になる。未来の教育・授業の中でより多くの素晴らしい考え方が生み出されることが期待される。