国家教育部の招待を受けて、シンガポール教育部計画局の林ウィリアム統括局長一行5人は2024年1月末に上海を訪れ、第2回世界デジタル教育大会に参加した。代表団のメンバーは教育科学技術部の李遴瑜統括局長、計画局統括局幹部の方永欽氏、教育科学技術局統括局幹部の蔡佳怡氏、シンガポール大使館教育処の李威穎一等秘書がいる。
1月30日午後、上海教育国際交流協会の李維平秘書長に伴われ、シンガポール教育部代表団が静安区教育学院付属学校の授業参観を行った。静安区教育局の趙衝弁公室主任、静安区教育協力交流センターの呉蕙華主任、静安区教育学院付属学校の逯懐海副校長、王捷弁公室主任らが誠意をもって接待し、同行した。
静安区教育学院付属学校の逯懐海副校長はシンガポール教育部代表団の訪問を熱烈に歓迎し、学校の全体的状況、学校の運営理念、全方位教育などについて代表団に簡単に紹介し、シンガポール教育部代表団が興味を持っている学校のデジタル教育と特色ある「茶館式」教育について詳しく分かち合った。
静安区教育学院付属学校はポスト「茶館式」教育、複数のカリキュラムを深く統合した教育、新時代の学校基盤のカリキュラムの「新教研」を通じて質の高い自己発展を模索し続けており、シンガポール政府の招待を受け、現地の教育同業者と同じカリキュラムを異なる構造で行われる授業を実行して、広く認められ、好評をもらい、「シンガポール聯合早報」に報道された。
逯懐海副校長は、シンガポールの教育同業者と手を携えて教育の難点である学校基盤のカリキュラムのデジタル化突破について絶えず模索し、デジタル化を教師教育に応用する参考できる研究パラダイムを模索し、教師が知識の消費者、伝播者から、知識の創造者への変化を実現することを希望していると述べた。その後、双方は教育・授業問題について打ち解けた交流・検討を行い、将来的にはさらなる協力・交流を確立することを共に希望した。
お互いにプレゼントを贈り合う
座談会の後、逯懐海副校長はシンガポール教育部代表団に伴い、学校の講義棟、図書館、多学科実験室、芸術棟、室内外の運動場などを見学した。シンプルで現代的な校舎、透き通って広がった回廊、レジャーで心地よい会議空間は、学生の活動空間を増やすと同時に、教室で学習する際の採光度をも保証した。キャンパス全体はポスト「茶館式」教育の雰囲気に囲まれ、「人間本位、学生を中心とする」教育理念は「学生の心身を調和的に発展させる」静安区教育学院付属学校の運営理念と一致している。
わずか2時間の授業参観はシンガポール教育部代表団に深い印象を残した。代表団のメンバーは、静安訪問は上海の基礎教育に対するより深い認識を持つようになり、近い将来には、双方が教育文化において交流と協力を強化し、教育の美しい将来を共に創造することを希望すると述べた。