青少年活動センターではこのほど、「沁爽茶縁 礼潤童心(爽やかなお茶、茶道で童心を潤わす)」2025赤いネッカチーフ・シルバー夏茶道学堂イベントが開催された。
同活動は臨汾路街道党建設弁公室(定年退職幹部の家)、街道団工作委員会、社区少年先鋒隊工作委員会及び静安区青少年活動センター党総支委員会が共同で主催した。街道定年退職幹部の家のボランティア、少年先鋒隊員代表及び区学生茶芸芸術団の団員35人が招待を受けて参加し、「1人の定年退職幹部+1人の少年先鋒隊員+1人の小さい茶芸師」の組結成モードで、共同で没入型の茶文化の旅を始めた。うち、静安区の非物質文化遺産である「元宝茶」の技術伝承がな注目点となった。
「あしは蒼く 白き露は霜となる」――イベントは青少年活動センターの経典朗読サークルの学生による朗読で始まった。詩の韻と茶の香りが交わす中、この伝統文化の旅に古風でエレガントな特色を与えた。
区学生芸術団の教師と学生が現場で静安区の非物質文化遺産項目である「元宝茶」について紹介した。茶の由来・材料選択・温度をコントロールしながらお茶を入れるまで、すべてのプロセスにオールド上海の茶道の知恵が隠されている。
定年退職幹部の家の皆と少年先鋒隊員たちが自らお茶を入れながら、無形文化遺産の技術を指先で伝承した。お茶の香りの中で、自分の手で入れたお茶を一緒に味わい、味と悟りを分かち合う中でお年寄りと子供の関係を深めた。
イベント会場では、6組のお年寄りと少年先鋒隊員が角テーブルを囲んで座り、茶文化知識の早押しクイズを展開した。「西湖龍井はどんなカテゴリに属するのか」、「茶聖陸羽はどの時代の人物か」。必答クイズでは落ち着いて回答し、早押しクイズではスピードを競いながら、定年退職幹部と少年先鋒隊員は活発な雰囲気の中で協力関係がさらに深めた。
菊、クコ、緑茶を原料とし、お年寄りと少年先鋒隊員は共同で「杞菊延年茶」を作った。お茶を袋に入れて、シールし、祝福のラベルをつけた。手作りティーバッグは夏の養生知恵をシェアだけでなく、世代間の温かい配慮も満載している。
お茶の香り、技術、文化、感情がこの瞬間に集まり、「代々伝承」される生き生きとした画面をはっきりと描き出した。お茶の香りが散るが、余韻が心の中に残っている。今回のイベントはお茶を媒介とし、世代間を跨ぐ橋渡しのように、静安区の「元宝茶」無形文化遺産技術をお年寄りと少年先鋒隊員の手の中で新たに生まれ変わらせ、さらに中華茶道の内包を世代間伝承の中で絶えず豊かにし、「赤いネッカチーフ」と「シルバー」の間に、調和のとれた夏の楽章を奏でた。