(記者 文=邢蓓琳/撮影=余儒文)「退勤して家に戻ると、隣の蘇先生がブラシと雑巾で段階を拭いている!感激した。蘇先生、いいねをつけるよ。」最近、静安寺街道四明居民区党総支書記黄玉玲がウェイチャットのモーメンツで住民が段階でしゃがみ込んでブラシと雑巾で段階を拭いていることを記録した何枚かの写真をシェアして、急に人気になった。一体どんな理由でここの住民たちが自分の家をかわいがるように公共空間である段階をも大切にするのか?この疑問を持つままで、記者が写真の中の主人公、蘇偉苓おばさんを見つけた。
段階・廊下の清掃が好きになったヴォランティア
蘇偉苓は愚園路488弄15号に住んでいる。午前9時、記者が約束通りに蘇ばさんの家に来た。廊下に入ったとたん、蘇偉苓が写真の中のように段階でしゃがみ込こんでブラシで汚い跡を拭いてから雑巾で拭くのを見えた。「私ね、ちょっぴり潔癖性があるので、前から家の中であちこちを拭くことが好きだ。今暇があったら廊下で清掃をするのだ。」自分の「好み」を語ると、蘇ばさんはちょっと恥ずかしくなる。
記者の調査により、今年67才の蘇偉苓は定年退職後、居民区の分明ヴォランティアの一員になった。「美しい家」というイベントが展開以来、四明居民区が続々と公用台所の独立分割改造、路面と内外壁面の修復、平らな屋根を勾配のある屋根への改造、電線と水道管の交換などのプロジェクトを完成し、居民区の見た目は目新しくなり、廊下の衛生状況も一変した。こういう理由で、元々清潔が好きな蘇ばさんが以前よりやる気が満々だ。暇さえあれば、彼女は段階でしゃがみ込んで清掃をする。黄玉玲によると、蘇偉苓が心臓病にかかり、毎日家と廊下で忙しく清掃をするのをやめてほどほどにすることを彼女に勧めたが、いつも聞き流した。「区委、区政府がこんなに資金を投入し、私たち住民に実際の需要を満たして、廊下をこんなにきれいにした以上、我々住民も積極的に働き、公共空間の清潔さに自分なりの貢献をすべきだ。」自分が今廊下の清潔を保つことに力を注いで、ここを通すみんなの笑顔を見たいと蘇偉苓が取材中にこう記者に伝えた。
自費で「公共花園」を作る
黄玉玲によると、四明団地では、蘇偉苓のようなヴォランティアがまた多くいる。これらの「美しい住民」が住居環境の改善に黙るまま貢献をし、ここの4700余りの居民が毎日家を出たらすぐにいい気持ちを感じさせる。「ここの住民たちはみんな美しい人で、彼らは報酬、時間を一切問わず、自らの形で居民区を美化する。」
愚園路488弄15号楼の組長の戎叶麗もこのような「人情家」の一人である。彼女は15号楼の居民たちの「素晴らしい隣人」である同時に、隣人間のもめ事を調停する「お人よし」でもあり、さらに進めて「蘭腕家苑」の清掃作業も担当し、この団地住民の公共活動場所を自分の家のようにかわいがっている。雨が降ったたびに、彼女が雨後に遅滞なく地面の水を処理し、住民が滑って転ぶことを防ぐ。「戎叶麗を見るたびに、彼女はいつも雑巾を手に持って段階の手すりや公共の照明看板などを拭いている。」黄玉玲によると、彼女は心底から蘇偉苓、戎叶麗のような素晴らしい住民を敬服する。
取材中、黄玉玲が記者に居民区の「公共花園」をも案内した。ここは緑色が溢れて、とても美しい場所だ。思いがけないことに、この手が込んでいる美しい花園は居民の胡培民が17年間にかけて世話をして、自費で徐々に完成するのもだ。「この花園は私自ら少し少しで作り上げたのだが、ここに住んでいるすべての住民に属すものだ。みんなに素晴らしい休憩の場所を提供すれば、私の努力が無駄にしていない。」自分が住民たちが毎日家を出るとすぐに笑顔が出るのだけのことを考えると胡培民がそう言った。
「美しい家」の作り上げを通して、多くの団地が一変して、居民の生活の質も明らかに向上した。四明居民区の「美しい居民」らが自分の実際の動きで「生活環境の美しさを長く保つ」ルートを見つけた。「生活環境がますます美しくなり、コミュニティでの生活がますます豊かになる。」これは区委、区政府が「美しい家」造りイベントを実施する行動の出発点であり、蘇偉苓のような人たちの共同の願いでもある。