(記者 顧武)臨汾路(共和新路―嶺南路区間)を歩くと、行き交う人々は時々広くてキレイな道路ときちんと整っている店舗に目を引かれる。この光景を見て、ここは実は混乱で上海有名になった彭浦夜店だったことを思いつく者は誰一人もいないだろう。昔、彭浦夜店が無免許ブースで道が塞げられたせいで、八つのバス線路はコースを変更せざるを得ない事態に至った。彭浦新村街道党工委書記の任偉が率いる党政府指導者グループ幹部チームが長年にわたって精密化管理を行ったおかげで、この街は全市各区の同級街鎮の指導者も時々見学しにくるくらい静安コミュニティ商業街の手本に変わった。「彭浦新村地区の15万の住民に温かさと美しさを届けることは、我々のチームの動力の源であり、我々の最大の希望でもある」と、任偉は気持ちを込めて、自分とグループメンバーの思いを語った。
インテリプラットフォームを作り上げ、コミュニティ住民の生活を温める
今、彭浦新村街道登録住民のおよそ38%(計4.6万人以上)は60歳以上の老人で、そのうちの一人暮らしも多いという。コミュニティの人口老齢化が大きく進んでいる。任偉は街道の指導者グループメンバーを率いて居住区で調査研究を行って、お年寄りたちのある願望が分かった。多くのお年寄り、特に一人暮らしの高齢者は、自分の日常生活をサポートし、自分の呼び出しをいつでも応えるホットラインが欲しいと言った。そのために、街道のグループメンバーは関連部門と共に検討したから、様々な断片化したサービスを一つにまとめてお年寄りサービスインテリプラットフォームを作り上げると決めた。まず、インテリプラットフォームの一部として、赤い「ヘルプ」ボタンとリモコン付きの専属サービス電話は1600名あまりの一人暮らしの高齢者の家に無料でインストールされた。お年寄りが家でアクシデントに遭ったら、ボタン一つでプラットフォームに助けを求めることができる。電話オペレーターは普段も3日に一回お年寄りに電話して、生活に気を配る。また、街道は130社以上のサポーターを集めて、電器修理、家屋修繕、錠前の取付け・改修、こまごました改修仕事、階段上りの機械補助などの便利なサービスをお年寄りたちに提供する。サポーターが提供したサービスがいい結果を残すように、街道は毎回モニタリングと事後訪問・満足度調査を行い、コミュニティのお年寄りに高品質で心温まるサービスを届けることに心掛けた。
精密化管理で居住環境を美化する
前世紀50年代で建設が開始された彭浦新村は集中した古い公共住宅団地、インフラ不足や多くの外来人口のため、管理がとても難しかった。この難題を目の前に、任偉と街道事務所主任の章鈞などのグループメンバーは力を合わせて解決策をひねり出した。一部の部門が管理と法執行の仕事を街道に移管させることをきっかけに、指導者グループは様々な方面の力を都市総合管理サービスセンターに集中して連合職務執行につとめさせ、臨汾路、聞喜路、平順路などの道路を塞げるブースを整え、長年に渡って市民を困らせる問題を解決した。管轄地区の街道外観を全面的に管理し、ブランクを埋めるために、街道党政府指導者グループは研究論証を繰り返してから、去年に「全要素」精密化総合管理プラットフォームを作り上げた。このプラットフォームは緑化・外観、都市管理、家屋管理、コミュニティセキュリティおよび市場監督管理などの多くの領域に関与していて、沿道の店舗や居住区の情報をシステムで統合管理している。管理内容は元の145項目にさらに78項目を増やし、「インターネット+都市管理」というダイナミックなモデルを実現させた。今、住民たちはQRコードのスキャンで商店や団地の問題を通報できる。「全要素」プラットフォームを通じて、街道は都市の精密化管理を実現し、街道外観の「難病」を治した。例えば、街道は食品安全に対して、「全要素」プラットフォームを活用して「もっとも厳しい監督管理」を行い、監督管理と法執行をつなぎ、食品安全の「彭浦模式」を全市に広げた。
居住区自治はコミュニティ管理を深める
人民の知恵を集め、より多くのコミュニティの人材をコミュニティ自治管理に参加させることから考えて、彭浦新村街道党工委と事務所の幹部チームメンバーは広く調査研究をし、条件を揃い、居住区の党組織と住民委員会を導き、住民を組織して居住区自治管理を展開した。また、街道は「民星『社』計、『治』恵彭浦」をテーマとした自治プロジェクトデザイニングコンクールを展開し、専門社会組織と居住区の人材を招いて、創造的なプロジェクトをデザインした。自治プラットフォームの建設を推進するために、街道は人手を集めて『彭浦新村街道居住区自治プラットフォーム取扱説明書』を作って、住民自治に科学的な模範操作を示した。コミュニティ自治を推し進める過程の中で、「無『独』有二」、「『キュリー夫人』が出てくる」、「色とりどりのチョッキが廊下に入る」、「孝行の家」、「コミュニティの楽しい団体たち」、「浄菜社」、「うちらの花園新生活」および「明かりをともしてあげる」などの多くの優秀コミュニティ自治プロジェクトがいい結果を残し、多くの居住区の活力を引き出し、住民たちにお得感と幸福感をもたらした。