【立派な指導グループ・立派なリーダー】国有資産・国有企業の改革に力強さ、深みと温かさをもたらす
原稿発送の期日:2018-07-10 訪問回数:


(記者 彭旭卉)「国有資産を監督・管理することとは、『国有資産流失防止』の旗を掲げながら企業を『厳しく見張る』のではなく、サービスの理念を貫いて、国有資産監督管理制度を絶えず完備させ、絶えず改善し、権力を少しずつ下部へ委譲し、国有資産・国有企業の改革に力強さ、深みと温かさをもたらすことだ」。これは区国資委(静安区国有資産委員会)指導者グループメンバーの共通認識であり、仕事の目指す方向と目標でもある。

 

ここ一年間、区国資委は安定を維持しながら前進するという全体の基調、質の高い発展という全体の要求および国家戦略と上海経済社会発展に貢献するという全体の目標を堅持し、重点に注目し、難点を攻略し、国有資産と国有企業の機能優位性を十分に発揮し改革発展を着実に推進し、国有資産監督管理の効率を絶えず向上させ、党建設の基礎を絶えず固め、国有資産と国有企業改革発展と党建設の新局面を切り開いた。

 

改革の深化を力強く推進する者になる

 

国有企業指導者審査は、国資委が出資者として国有企業の党建設成果および運営管理成果への検査である。企業の特徴と党の指導を共に強調し、国有企業党組織の指導核心と政治核心としての効果および審査の励ます効果と導く効果を共に発揮するには、審査という「勘所」をどうやって押さえればいいのか。この問題について、グループメンバーはずっと探索・思考している。

 

そのために、区国資委指導者グループは国有企業一つ一つに年度目標と任期目標を含める審査目標を「カスタマイズ」した。グループメンバーは企業担当連絡制度を確立し、一人のメンバーがいくつかの企業を担当し、実際訪問を通じて企業の状況を了解し、企業指導者グループと審査目標について対面式の討議行い、相談を繰り返した結果、各企業の実際状況に合う審査目標を作成することに成功した。

 

国有企業は運営業績審査だけでなく、党建設審査や幹部審査も受けなければならないことを考えると、繰り返す審査が企業の時間を費やしすぎる恐れがある。では、審査をきちんとやり通す前提で、どうやって時間を節約できるのか。区国資委グループのメンバーたちは研究とプロセスデザインを繰り返して、幹部報告、民主評定、工作記録チェック、個別インタビューなどの部分を含める審査プロセスを作り上げ、たった四日間で13の区管企業(区が管轄する企業)の現場審査を完成した。審査プロセスで、グループメンバーは根気よく細かい点を一々確認し、事実に基づいて問題を処理した。審査の目的を達成し、国有企業の品質・効率向上の動力をかき立てるには、真面目に厳しく審査を行うしかないと、彼たちはよく知っている。

 

調査研究成果を転化する者になる

 

調査研究訪問の目的は何なのか、そして、調査研究の成果はどうやって国有資産と国有企業の改革を推し進める具体的な措置に転化できるのか。区国資委の答えは、総会計士制度の実行である。

 

2015年後半に入ってから、新たな国有資産と国有企業改革がはじまり、「資本管理」をメインとする国有資産監督管理パターンの創設は持ち出された。「資本管理」のやり方、秘訣、道や方式はすべて未知で、区国資委グループが直ちに解決しなければならない問題となった。そのために、区国資委指導者グループは一連の調査研究を行った。関連の政策・法規・経験上のやり方を探し集め、市国資委およびほかの関連機関団体を訪問して政策の具体原則を調べ、区管企業に赴いて財務管理の基本状況を調査して、そしてすべての情報を統合したあと、最終的に指導者グループは各区管企業で総会計士を委任することを決めた。総会計士は企業財務管理の規範化、企業重大戦略の作成などの方面で著しい効果を発揮でき、財務データを分析・活用して、それを基づいて企業の持続的な発展や科学的な戦略作成に助力できる。

 

一年以上の探索と努力を経て、2017年末まで、国資委は10の企業で総会計士を任命した。総会計士に先導され、これらの企業は計64の制度の設立・改正を通じて、内部コントロール制度を規範化し、財務管理レベルを向上し、管理プロセスを整理した。同時に、その10の区管企業の子企業(合併システムおよび委託管理の企業を含め)の中から、計83の企業は財務集中コントロール管理の範囲に新しく入った。そのおかげで、財務集中コントロール管理率は総会計士委任前の27.55%から48.72%まで上がった。

 

聞くところによると、この間、区国資委グループは新たな調査研究訪問を展開し、「国有資産と国有企業の改革を深化し、改革の難題と肝心な問題を解決する」というテーマをめぐって、八つの課題方向を確定した。調査研究は第一歩に過ぎないと、グループメンバーたちが話した。調査研究を通じて国有資産と国有企業の改革を確実にかつ効果よく推し進めることを、彼らは願っている。

 

国有資産と国有企業改革の「給仕」になる

 

区国資委指導者グループのメンバーは、「管理者づらをしないで」という言葉をよく口にしている。彼らは常に「サービス」理念を持って国有資産の監督管理を行い、国有資産と国有企業改革の「給仕」になって国有企業に活力的な発展環境を提供することに心掛けている。

 

2017年、区域内の国有資産配置をさらに改良し、蘇河湾区域の資源の集中計画管理をさらに推進するために、区国資委は天星ビルの一部の階の所属を蘇河湾会社に引き継ぐことに取り掛かった。蘇河湾区域に位置する天星ビルは大寧グループから蘇河湾会社に所属を引き継ぐ要請を早くも2015年で伝えたが、特殊な財産権属性、ビル内の表面に現われない災い、借り主の複雑な構成、関連財産の引き継ぎおよび関連費用の精算などの多くの問題が次々と現れたせいで、引き継ぎの仕事が延び延びとなった。2017年、大寧グループと蘇河湾会社はこの件を改めて区国資委に報告し、引き継ぎの諸事情についての調整・協力を要請した。区国資委グループはこの件をたいへん重視し、今度は必ず解決しようと決心した。現場調査研究を通じて二つの会社の要求と天星ビルの状況を調べ、関連諸団体の間を取り持って、天星ビルの特殊財産権への適合、両方の経済利益への配慮および引き継ぎ実施過程の安全と安定を慮った上で、引き継ぎプランを作り出した。一ヵ月間うまずたゆまず努力したあと、関係者がみんな納得できる交渉結果がようやく出た。2017年末、関連引き継ぎ仕事は正式に展開された。

 

また、区国資委グループは担当連絡制度を確立し、総会計士などの企業管理層養成プラットフォームを築き、監督管理事項審査プロセスを改良し、税務、弁護士事務所などの仲介機関を雇って企業に専門コンサルティングサービスを提供した。国資委は「給仕」の義務を果たすことで、国有資産革新の促進および国有企業の活性化のためのいい環境を作り出したいという。