「サービスカード」をしっかりと利用して、静安の質の高い発展の核心的な競争力を鍛える
原稿発送の期日:2021-11-12 訪問回数:


■取材・文 邢蓓琳

第13次五カ年計画期間中、新静安は新たなスタートを切った。2020年末までに、全区に多国籍企業地域本部が88軒あり、月間億ビルが9棟、億元ビルが70棟あり、国際経済税収の割合は52.43%である。第14次五カ年計画に入り、全区の投資促進活動は新たな発展と新たなチャンスを迎えている。これに対して、区投資弁公室はすでに先を見て布石を打ち、先手を取り、「先手番」を打つため積極的な準備を整えている。

同区投資弁公室によると、今後5年間で静安は最高水準、最高レベルを目指し、静安区の経済発展全体戦略に焦点を当て、「サービスカード」「専門カード」をしっかりと利用し、投資促進業務の効率を高め、静安区の質の高い発展の核心競争力を形成する。同時に、投資促進活動の枠組みを積極的に広げ、産業生態を全力で構築し、中国、上海が外資にとって、拠点を置く第一選択地の一つになるように努力する。将来の産業指向を代表し、重要なコア技術と革新能力を持ち、比較的強い発展潜在力を持つ重点企業・研究開発センター・科学研究機構・革新企業・革新チームを積極的に導入する。

「4つのフォーカス」

発展の活発さが絶えず強化されている

第14次五カ年計画期間に、静安は全体的な産業発展方向、発展準位、空間配置計画に基づき、「4つのフォーカス」を通じ、的確な企業誘致を実施し、地域発展の活発さを絶えず向上させるように促進する。

第14次五カ年計画の静安産業体系に焦点を当て、大企業を誘致する。商業貿易流通業、金融サービス業、専門サービス業、データ知能産業、文化クリエイティブ産業と生命健康産業などの6つの重点産業を中心に、6大産業の細分化された業界の上位10位のトップ企業を積極的に誘致し、キーポイントと脆弱な部分を絞り、集中的な企業誘致を展開し、質の高い産業プロジェクトを導入することにより、特徴が鮮明で、核心的な競争力を持ち、未来の発展を牽引する重点産業を構築する。

「グローバルサービスプロバイダープラン」と「後進博」(中国国際輸入博覧会の後の時代)の全面的な推進に焦点を当て、世界の上位を占める。「GaWC175」、「Fortune 500」、「Forbes 1000」リストにノミネートされているグローバルサービス機関および細分化分野のリーディングカンパニーに対するターゲットを絞る誘致を強化する。世界範囲内で資源要素を配置し、多国籍経営能力を備えた企業の導入を加速させ、世界トップ500・中国トップ500企業・中央企業・上場企業及び大型民間企業が静安に総合型本部・機能型本部・地域型本部を設立することを支持する。博覧会の進出効果を十分に発揮させ、国内外のリーディングカンパニーや優良ブランド業者を積極的に誘致する。

「一軸三帯」(1つの軸と3つのベルト)地域空間戦略に焦点を絞り、産業集積効果を発揮する。多国籍企業本部・グローバル組織・国際ブランドを集積し、南京西路のハイエンドサービス集積区域の中核機能を強化する。ハイエンド資産管理・デジタル金融等の新興金融業態を集積し、人的資源産業のハイエンド発展を推進し、蘇河湾水辺ビジネス集積帯のハイエンド機能を構築する。市北ハイテクゾーンはビッグデータ産業、オンライン経済を積極的に発展させている。大寧地区は文化クリエイティブと科学技術クリエイティブという二つのエンジン駆動を構築し、融合発展している。

世界科学技術革新センターの建設に焦点を絞り、革新・発展の活力を掻き立てる。世界トップクラスの企業資源にねらい、より多くの大型多国籍企業が静安にイノベーションセンターを設立するよう推進する。ビッグデータ産業や生命・健康などの新興産業で成長性の高い「ユニコーン」「ガゼル」企業を掘り起こして導入する。金融サービス、スマート健康、スマート商業、スマートビジネスなどの分野で高い技術力を持つ科学技術革新型企業及び研究開発センター、科学研究チームなどの革新資源の導入を重視し、新技術を応用したデジタル新サービスを発展させる。オンライン経済・デジタル経済の発展を促進し、新技術がエンパワーメント・孵化する新業態・新モデルの発展に広い空間を提供し、デジタル経済の研究開発・革新とシーン応用に発展の舞台を提供する。

「4つの心」でサービス

企業の満足度が向上し続けている

良質なビジネス環境は静安の明るい「名刺」となっている。区投資弁公室によると、「第14次五カ年計画」期間中、静安は最も心を込めて、最も親切で、最も行き届いた心、最も暖かい企業サービスで良好なビジネス環境を整え、静安での企業の満足度と獲得感を持続的に高めていく。

最も意識の高い企業サービスネットワーク組織を構築する。企業サービス三級ネットワーク業務メカニズムを強化・深化させ、企業の訪問・連絡・追跡サービスを強化し、企業の悩み・難題を速やかに解消する。専門的な企業サービスチームを構築し、標準化された企業サービスプロセスで、三級ネットワークメカニズムの専門化・常態化運営を確実に推進・保障する。

最も親密な窓口企業サービスを展開する。街道・鎮の「企業サービス実体窓口」「企業サービスセンター」により、タイムリーに企業のニーズに答え、企業の難題を解決する。街道・鎮企業サービスの「専任勤務・専任者・専任窓口」の実施を推進し、企業サービスリストを作成し、政府と企業間の交流を効果的に促進する。

最も行き届いたフルサイクルのエンタープライズサービスを提供する。企業発展の実際の需要から出発し、フルライフサイクルの企業発展指導サービスを展開する。産業資本と革新起業プロジェクトの連結プラットフォームを構築し、企業サービスの的確性を強化し、優良企業と科学技術革新資本市場の効果的なマッチングを支援する。企業経営に関連する政策、専門研修活動を開催し、地域産業政策の正確かつ効果的なプッシュと宣伝を強化する。

最も心温まる企業サービス活動を開催し、政府と企業の良好な交流「モーメンツ」を構築する。文化、スポーツなどの公共サービス資源のホワイトカラー、企業への輸出を強化し、企業のホワイトカラーの帰属意識を強める。外国人にやさしい高品質生活先行エリアを建設し、国際人士の参加度及び体験感を高める。

「三化」は企業を安定させる

持続的な発展の将来は期待できる

今後5年間、静安はブロック連動式「大企業誘致、大サービス」業務メカニズムを構築し、「クローズドループ式」管理制度を健全化させ、「チェーン式」企業誘致を採用する。その中で、「産業チェーン企業誘致」は産業チェーンの弱い部分を積極的に探して補い、産業チェーン化された関連度の大きいプロジェクトを導入する。「イノベーションチェーン誘致」は、イノベーションチェーンにおける重点企業・優良プロジェクトの導入を重視する。「投資チェーン企業誘致」は国内外の各種ベンチャーキャピタルとの戦略的提携を強化し、地域の新興産業の発展に新たな力を導入する。「サービスチェーン企業誘致」は国内外の権威ある業界、協会、商会などの業界組織、有名な法律事務所と会計士事務所、ハイエンド管理コンサルティング機構などの資源力を借りて、プロジェクトのソースルートを継続的に拡大させる。「人材チェーン企業誘致」は産業発展の需要に基づき、ハイレベル人材の導入を通じて、資金導入・技術導入・知恵導入の融合を実現する。

企業誘致・外資導入の業務方式を積極的に革新すると同時に、静安はデータ化管理、ノード化追跡、パーソナライズサービスを着実に推進し、企業と協力して持続的な経営と発展を実現する。

データ化管理を推進し、デジタル資源部門化の障壁を打破し、地域の企業安定を強化し、ビジネス共有データプラットフォームの構築を強化し、地域の産業と企業の運行動態をリアルタイムで把握し、地域の産業発展の傾向と企業経営態勢を事前に検討・判断し、データ分析を強化し、産業発展と企業経営で直面する難題を協同で解決する。

ノード化追跡を推進し、重要なノードを積極的に注目し、企業とのコミュニケーションを強化し、企業が静安で安定した経営が続けられるよう支援する。静安のビジネス環境を積極的に紹介し、新規入居企業が静安に根付き、発展することを推進する。賃貸期限を迎える企業とビル側とのコミュニケーション状況を速やかに把握し、企業の思いを重視して企業を安心・安定させる。

パーソナライズサービスを推進し、「ポイント・ツー・ポイント」でコミュニケーションと連絡を強化し、ニーズが多様で矛盾が複雑で、規模が比較的大きい企業に対してテーマ研究を展開し、「一事一議」を堅持し、個性化あるプランを適切に制定し、パーソナライズサービスを通じて企業の獲得感と満足度を増強する。