100年前、中国共産党第2回全国代表大会(以下、「第2回党大会」という)が上海で開かれ、『民主的連合戦線に関する議決案』を採択した。これは中国共産党の統一戦線政策に関する最初の専門文書であり、共産党全体で統一戦線問題における戦略・策略思想を統一したものであり、共産党の統一戦線発展史において先駆的な重要地位と意義を持っている。
今年は統一戦線政策が提起されてから100周年であり、第2回党大会以来の100年間の党の統一戦線活動の歴史を再び振り返り、この100年間の物語を一緒に温め、栄光を感じ、発展を目で見たことで、人民政治協商会議の初心と使命をよりよく理解し、把握するため、静安区政治協商会議の今年度初の「静・界」読書イベントがこのほど、第2回党大会開催地の会場で行われた。
「静・界」読書イベントのテーマは「第2回党大会と党の統一戦線」。上海市政治協商会議副主席の虞麗娟、市政治協商会議分野別・地域活動委員会主任の于秀芬、中国共産党静安区委員会書記の于勇、静安区政治協商会議党組書記・主席の丁宝定、区委員会常務委員・区政治協商会議党組副書記・区委員会統一戦線部部長の顧定鋆、区政治協商会議党組メンバー・副主席の陳琦華らの指導者がこのイベントに出席した。
読書会のイベントでは、中国共産党第2回全国代表大会跡記念館が第2回党大会開催の背景と主要な歴史的成果を紹介した。市社会主義学院の姚倹建教授は、第2回党大会前後の歴史的背景を語り、その後に起きた、統一戦線の歴史に刻む物語を共有した。上海市の有名な民俗画・連環画(掌サイズの絵本)作家の羅希賢は、絵で統一戦線に関する物語を共有した。上海大学名誉教授である中国社会学会顧問の鄧偉志は、統一戦線成立100周年を祝うにあたっての悟りと期待を述べた。
読書会はまた、中国共産党中央が発表したばかりの『中国共産党政治協商工作条例』について、市社会主義学院の姚倹建教授を招き、条例に盛り込まれた新たな項目を説明した。区の各民主党派、工商業連合会、無党派の人々は映像を通じて、統一戦線成立100周年に対する感銘と期待を分かち合った。
取材によると、区政治協商会議は今年、「静・界」読書会を通じて、習近平新時代における中国の特色ある社会主義思想への吸収・理解・実践をテーマや主軸とすると同時に、引き続き各街・鎮をプラットフォームとし、各党派、各専門委員会、各分野と連携し、特色ある一連の読書イベントを行う予定があるという。
今回の読書イベントは、区政治協商会議と区委員会統一戦線部が主催し、区政治協商会議文化文史・学習委員会、香港・マカオ・台湾同胞委員会と江寧路街道政治協商会議委員連絡グループ、中国共産党第2回全国代表大会跡記念館、区社会主義学院などの部門が共同で実施し、区内の各民主党派が招待を受けて参加した。