メーデー期間中、静安区は「五・五ショッピングフェスティバル」の開催をきっかけに、「全シナリオ・全域化」の消費構造を積極的に構築し、商業圏やモールにおける販促活動が多種多様な形で行われ、主食・副食市場は安定的な供給を維持した。4月28日から5月2日まで、区商務委員会が重点的にモニタリングしていた重点商業企業24社の売上高は前年同期比46倍増の7.83億元、2019年比135.92%増となった。

回復中のショッピングセンターと百貨店。4月28日から5月2日まで、静安区の8つのサンプルショッピングセンターと百貨店では1日当たりの客足は延べ30万人を超え、累計売上高は前年同期比257倍増の7.53億元、2019年比148.95%増となった。そのうち、恒隆広場、興業太古匯、大融城などの商業キャリアは2019年同期の水準を超え、大幅な成長を実現した。

販売増幅が喜ばしい老舗。「第一西比利亜」、「藍棠皮靴」、「開開」、「紅宝石」などの老舗ブランドの販売実績は好調で、新型コロナウイルス感染症発生前の水準にほぼ回復しており、「九百食品城」は2019年比57%増加した。

徐々に人気を取り戻しつつある飲食市場。飲食業界での利用数の上昇が目立っている。同イベントの期間中、家族会食や親戚・友人との集まりが消費の主力となり、中華料理などの食事需要が堅調であった。中でも紹興飯店は前年同期比55.66%増となり、2019年同期の水準に近づいた。

多種多様なイベントで特別販促活動が登場。今年の五・五ショッピングフェスティバルでは、静安区は「国際ファッション『静』享全球」（静安区で国際的なファッションを楽しむ）をテーマに、「静・ファッション」「新・消費」「潮・文化」「享・生活」の4つの分野に焦点を絞り、一連のプロモーション・販促活動を打ち出し、市場革新の原動力を全面的に引き出し、消費の「安定成長」を全力で実現した。南京西路、蘇河湾、大寧の3大商業圏と連動して「好兜静安ライブ配信イベント」を開催した。

恒隆広場ではGame of Wonder歓楽セレモニーを開催するとともに、ブランドと提携して多くの独占、初公開、限定アイテムを発表した。LOEWEロエベ夏限定シリーズポップアップ・ストアが興業太古匯に進出した。久光百貨店と上海久光センターでは「花漾・久光」を打ち出した。このうち、久光百貨店全館の500ブランド以上が参加し、上海久光センターは奇鏡花言葉の公共空間で初展示を行い、場内の200店舗以上のテナントと連動して「五・五消費券」などの一連の活動を展開した。「安義夜巷」は初めてコーヒー文化祭と上海静安近代劇バレー、ジャズ音楽祭を連動させ、コーヒー、演劇、音楽の多元的な体験を提供した。中信泰富広場はGOGREENと提携し、「GOGREEN SPACE城中秘境」の持続可能な期間限定空間を提供し、一連のテーマフォーラム、グリーン文化旅行、自然エネルギー音楽祭などの活動を打ち出した。

静安大融城はスポーツのテーマを深耕し、通行人王者「都市決勝戦-上海ステーション」を打ち出した。蘇河湾万象天地は全年齢層向けの「Go」計画を打ち出し、名ブランドと提携してスーパーVIP DAYキャンペーンを開始した。静安大悦城ではHeyone Spaceテーマ展&五月FUN肆パーティが開催された。

主食・副食の供給が安定。メーデー期間中、静安野菜市場の供給量が豊富で、品質が優れ、価格が安定していた。全区37の供給拠点に平価食品の供給ブースが常設され、市場価格の20-30%を下回る価格で4品目以上の平価食品を販売する。特に崇明区と協力して「崇明Me道」のコミュニティ進出活動を展開し、周辺住民に質が良く、安価な崇明産の特色ある農産物を提供し、好評を得ている。