先ごろ、「初発表上海3.0」政策が大々的に発表され、世界の新製品初発表環境をさらに最適化させ、国内外の大物ブランドが続々と初上陸を競っている。初発表経済は上海の国際消費中心都市建設の新たなエンジンとなっている。
上海静安区に位置する張園はすでに140年以上の歴史がある。現在、国内外30以上のブランドがここに「初出店」。百年石庫門から新商品の初発表地まで、上海は初発表経済で消費に新たなコンテンツを提供している。
2022年に営業再開以来、張園はすでに「国際ブランドの競技場」へと変貌を遂げており、週平均1.5回の「世界初上陸イベント」が開催され、1日あたりの平均来場者数は3万人に達している。このほど、フランスや日本などからの複数の国際ブランドの初公開イベントが相次いで行われ、「先行体験」を求めて、消費者が殺到。
「買える」から「いち早く手に入れる」へ、消費者への「先行体験」サービスをより良く提供するため、上海市はイノベーションのペースを加速し続けている。張園の石庫門では、国際ブランドが新製品を「ワンストップ」で保税展示・検品・取引まで完了することができる。
上海張園にあるこの石庫門建築は、タピオカドリンク店位のサイズだが、「すべての機能が完備」と言えるように、必要なものはすべて揃っている。実は、ここは上海中心市街地にある最も小さい保税倉庫で、スマートカメラとIoTを通じて、輸入展示品の迅速な通関を実現することができる。消費者は今日ショーを見て、明日商品を入手することができる。
現在、張園を含む南京西路商店街には国内外の有名ブランド2000以上が集積している。トップスタイリッシュブランドだけでなく、アニメIPもここで初公開することを選んだ。
高さ12メートルのガス入りブルモデルのほか、世界初公開のアニメも登場している。ここ数日間、子供時代の思い出が詰まったこのアニメキャラクターが、上海で中国大陸部の初展示を迎えた。特色ある各種のグルメにユニークな展示エリアが加わることで、アニメの世界への「どこでもドア」が開かれている。
初出店、初展示、初公開などが相次ぎ、現在上海では、一日平均3軒の「一号店」が開業され、上海の国際消費中心都市建設における新たなエンジンとなっている。