2024年度新疆支援プロジェクトの成果報告が発表!
原稿発送の期日:2025-04-23 訪問回数:

このほど、新疆巴楚県は中科科氏帛科技公司と正式に契約を締結し、地元で新型綿の品種を育成する計画を進めることとなり、巴楚県の綿花産業に新たな活力と希望をもたらす。色力布亜鎮第三中学校では、生徒たちが新しい教室で知識を学び、新しい運動場で走り回って遊び、キャンパス全体に活力が溢れている。

又一年,2024援疆答卷出炉!

土地の特性に合わせた品種は産業発展の夢を担ぎ、生徒の個性に合わせた教育は未来の光を育てる。これらの変化が生じた背景には、上海新疆支援巴楚分指揮部の弛まぬ努力が織り込まれている。2024年、上海援疆巴楚分指揮部は党中央の対口援疆に関する重要政策決定に積極的に応え、「巴楚の求めるものを支援する」という理念を深く実践している。全方位・多層的な新疆支援活動を展開し、産業発展、民生改善、文化交流、人材育成などの分野で着実な成果を上げ、巴楚県の発展に新たな推進力を注入した。

新疆の産業発展支援:サプライチェーンの拡充と延長による発展促進

この一年間で、上海援疆巴楚分指揮部は巴楚県の発展状況をしっかりと把握したうえ、産業発展による新疆支援の面で全力を尽くしてきた。「綿種の改良」を軸に、中科科氏帛科技公司を導入することで、「萎黄病」に対抗し、塩分・アルカリ耐性の強い高収量綿の品種育成と生産に新たな活力を注入した。「織布産業の強化」を軸に、新喜恒紡織と大向紡織の織布工場建設を支援し、紡績・織布・染色加工の企業連携を後押した。「染色加工の基盤化」を軸に、際雲染織の生産・運行を支援し、綿花紡績全産業チェーンを結びついた。2024年6月、巴楚県の綿花及び繊維・アパレル産業は自治区の綿花及び繊維・アパレル産業クラスターに認定された。

又一年,2024援疆答卷出炉!

伝統産業の高度化を推進すると同時に、上海援疆巴楚分指揮部は新しい分野の開拓を積極的に取り組み、バナジウム・チタン磁鉄鉱産業の立ち上げを推進し、塩類集積地の総合的な改良・管理・活用を支援している。葉爾羌鉱業の600万トン規模採掘・選鉱プロジェクトの着実な実施を促進し、バナジウム・チタン産業パークの建設計画に深く関与しながら、計画を着実に推進していた。

塩類集積地の課題解決に向けて、700万元の新疆支援資金を投入して現地調査を実施した。しかも、上海浮石科技などの先端企業を誘致し、土壌改良を推進する一方、中国科学院微生物研究所と巴楚県政府の戦略的提携を促し、共同で中国科学院西北乾燥区微生物資源・革新的利用野外科学観測総合研究所の設立準備を進めていた。

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新疆の民生改善支援:人々の幸せな生活を支え

民生改善の分野において、上海援疆巴楚分指揮部は実践的な取り組みを推進し、都市と農村の公共インフラの格差解消に力を入れていた。

この一年で、巴楚県総合スポーツセンターの完成により、巴楚県に室内公共スポーツ施設がなかった歴史に幕を下ろした。また、改築された文化芸術センターは、公共サービス施設の活性化を実現した。しかも、県内初の国学書院・「胡楊書院」の設立や、図書館と市民ホームの全面リニューアルにより、住民に豊かな精神文化が提供された。さらに、改築された疾病予防管理センター研究所は、公衆衛生防衛ラインを更に強化している。

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それだけでなく、上海援疆巴楚分指揮部は都市と農村の建設を積極的に推進し、12キロメートルの脆弱地域を整備し、都市部のバスシステムを再開させ、郷鎮の消防・救援設備を普及させた。また、色力布亜鎮第三中学校、巴楚第九中学校のキャンパス整備を促進し、3校の運動場などの「緑茵工程(チャイナ・ユース・ケア)」を完成させた。なお、3つの自治区重点モデル村、100ムー(約6.7ヘクタール)の「留香瓜(マクワウリ)」の品種選抜・増殖基地、1500世帯の飼育モデル農家のサイレージ室、城南農業産業園の農産物鮮度保持庫、及び果物・野菜選別施設を建設することで、農村振興を総合的に推進している。このように、農家との連携効果や農業振興を通じて、農家支援の効果を向上させている。

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教育と医療分野における新疆支援は、巴楚県の「持続可能な発展」を実現させるための重要施策である。静安区の23校の優良校が巴楚県の36校と連携を結び、共同で教育発展に取り込んでいる。「紅柳花開(赤柳の花咲く)」教育支援ブランドを深化させ、「リーダー育成プロジェクト」、「先導者養成プロジェクト」、「種子教員プロジェクト」を実施することで、校長、中堅教師、新任教師の能力を向上させ、県立職業高校の教師と学生を上海に派遣して自選訓練を実施し、高スキル人材を育成する。医療支援では、「天籟行動」により、29忍の聴覚障害児に新たな希望をもたらし、「三減一増」プロジェクトが多くの人々に恩恵をもたらし、乳幼児死亡率が著しく低下した。巴楚県の医療従事者を上海静安区に派遣して現地研修を実施するとともに、上海の専門家を招き、トレーニング・指導・無料診療を展開する。病院の診療科整備と遠隔診療システムの構築を推進し、地域の医療水準を効果的に向上させる。

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新疆の文化交流支援:民族団結の花を咲かせ

文化交流支援は、春の雨と風のように巴楚を潤している。この一年間、巴楚分指揮部は両地域の文化交流を積極的に推進し、20名の基層幹部を上海静安区に派遣し、「グループ式」の現地研修を実施した。また、幹部の視野拡大と意識改革を促進するため、140名の基層幹部を上海に派遣した。なお、巴楚県の生徒と教員から506名を選び、夏休みの間に上海に訪問させた。特に、上海と巴楚県の「手をつなぐ」プロジェクトは国家民委員会の「2024年全国民族青少年交流モデル事業」に選ばれた。また、文化宣伝員、民族団結関係者、ボランティアなどからなる293名の人々が10回に分けて新疆内外で学習と交流イベントを行った。さらに、「小胡楊」ブランドを継続的に宣伝することで、上海の各種団体・慈善関係者から総額600万元(約1億3200万円)の寄付金・物資を誘致した。

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このほか、一連の多彩な文化・スポーツイベントを通じて、巴楚県の文化的知名度を向上させるとともに、都市ブランドの魅力も一層輝かせている。例えば、サッカー人材の育成推進が挙げられる。巴楚県サッカーチームは上海で開催された2024年第4回「五星栄耀」青少年サッカー選手権大会のU15部門で見事な優勝を果たした。また、上海東方衛視の人気番組『極限挑戦』第10シーズンの巴楚ロケを実現した。なお、上海軽音楽団、上海サーカス団、上海人形劇団などを招き、学校・職場・軍営・農村で計50回の公演を実施し、地元住民の精神文化生活を豊かにした。

チーム建設:堅固な主力軍を構築

事業を成功させるキーポイントは、人材の育成と管理である。巴楚分指揮部は組織基盤を絶えずに強化しており政治素養が高く、専門能力に優れ、優れた気風を持つ新疆支援チームの構築を推進している。「三会一講座(支部党員大会・支部委員会・党グループ会議・党教育講座)」を厳格に実行し、「実務志向」を貫き、党紀の学習・教育を深く展開することで、チーム全体の政治判断力、政治理解力と政治実行力を着実に向上させる。また、在職訓練を堅持し、組織・プロジェクト・総合・宣伝の4つのワーキンググループを設立するとともに、産業・農業・文化観光・都市建設などの6つの特別研究グループを設立することで、新疆支援プロジェクトの企画策定業務を着実に推進する。県人民代表大会代表、政治協商会議委員を招いて新疆支援プロジェクトを視察し、一般市民の意見と提案を聴取するとともに、市民代表座談会を開催して、市民から政策立案の助言を求めることで、実際のニーズを把握した。チームメンバーへの配慮を強化し、毎月に集団誕生日会を開催し、文化・スポーツイベントや団体研修、地震や緊急事態処理などの訓練を実施することで、チームの団結を高める。交代体制を円滑に運用し、それぞれ1年半の任期を務める新疆支援教師と新疆支援医師の中期交代を段階的に完了することで、新疆支援活動の連続性と安定性を確保している。

又一年,2024援疆答卷出炉!

新疆南部では、上海と新疆を結ぶ「心の架け橋」が次々と構築され、民族団結という花が咲き誇っている。上海と新疆の相互協力の中で、上海援疆巴楚分指揮部は 実際の行動で巴楚に壮麗な一章を刻み、両地域の友情を一層深めながら、手を携えてより輝かしい未来を築き上げている。