6月10日、雲南省文山州委員会の趙国良書記が文山州代表団一行を率いて静安を訪問し、視察・交流の中、上海静安と雲南省文山の東西部協力合同会議が開催された。静安区委員会鐘暁咏書記、区委員会副書記兼区長の翟磊氏、区委員会徐静副書記、区委員会常務委員・組織部長の莫亮金氏、区委員会常務委員・常務副区長の傅俊氏、および文山州委員会副書記・州委員会統一戦線部長の李建松氏、州委員会常務委員・文山市委員会書記の蔣俊氏、文山州委員会常務委員・硯山県委員会書記の何昌娥氏、陸波副州長、麻栗坡県委員会馮鋭書記、広南県委員会普建勇書記が会議に出席した。
翟磊氏が会議を主宰した。会議ではまず文山のプロモーションビデオが再生され、文山市、硯山県、麻栗坡県、広南県はそれぞれの発展と東西部協力の進展状況について紹介した。陸波氏は文山州の経済社会発展、貧困脱却難関攻略成果の強化と農村振興の効果的な連携、及び静安区の文山支援状況について紹介した。傅俊氏は静安区の経済・社会発展と東西部協力活動の状況について紹介した。
趙国良氏は静安が長年文山州に与えた支援と関心に感謝の意を表した。「静安区と文山州はペアリング支援、東西部協力の中で深い友情を結んでいる。静安区は常に文山のことを静安のことと見なし、文山の経済・社会発展に大きな支持と援助を与えてきた。今回の静安への訪問・交流は、学習の旅、感謝の旅、協力の旅である。文山は協力のチャンスをさらに大切にし、静安区の先進的な経験とやり方を真剣に学習・参考し、意思疎通・交流を絶えず強化し、協力の内包を深め、協力分野を拡大させ、協力レベルを高め、上海―文山協力がより大きな成果を収めるよう努力し、手を携えて東西部協力の新たな一章を綴る」と述べた。
鐘暁咏氏は静安区委員会、区政府を代表して文山州代表団の来訪を熱烈的に歓迎するとともに、文山がこれまで静安への支援、静安派遣の雲南支援幹部への関心と配慮に感謝の意を表した。鐘暁咏氏は、「静安と文山は1996年に支援ペアリングを組んで支援活動を展開して以来、29年間、産業発展・社会支援・人材資源・労務協力などの分野で実践的な協力を展開し、力を合わせて貧困脱却の難関攻略戦に勝利した」と述べた。今年は、貧困脱却の難関攻略の成果を強化・拡大させ、農村振興を効果的に連携させる5年間の過渡期の最後の年で、「第14次五カ年計画」の五年目でもあり、東西部協力活動の使命が重大で、意義が深遠である。静安は、習近平総書記の東西部協力に関する重要な指示精神を徹底し、中央の政策決定と配置と上海市委員会・市政府の要求を着実に実施し、これまで通り双方の協力活動を重視し、次のような3つの分野からさらに協力を深化していく。
第一に、標準とベンチマークへの照合を堅持し、ペアリング協力の各任務を確実に遂行する。東西部協力のペアリング援助を展開することは、党中央が地域の調和的発展を推進し、共同富裕を促進することに着目した重大な方策である。文山州の一市三県をペアリング支援することは上海市委員会・市政府が静安に任せた光栄な使命であり、静安の義務的な政治責任である。静安は「最低ライン堅守、原動力増強、振興促進」という要求をしっかりと踏まえ、年度の業務プロジェクトを手がかりに、業務プランを絶えず革新し、業務に力を入れ、各任務の着実な実行を推進する。
第二に、現地の状況に応じた措置を講じ、産業協力の展開を的確に実行することを堅持する。文山のグリーンエネルギー、バイオ医薬、港湾経済などの主導産業をめぐり、デジタル産業パークの共同建設、三七産業の協調、文化観光・健康療養などにおける協力を深化させ、静安のブロックチェーン、超高精細視聴、コスメ・スキンケアなどの新興分野と結び付け、産業協力の空間と将来性をさらに模索し、「文山の必要、静安の能力」に基づいて新しい5カ年協力計画の青写真を作成し、静安のプラットフォームとしての優位性を発揮し、文山の質の高い発展を後押しする。
第三に、協力・ウィンウィンを堅持し、力を合わせて両地の協力発展の新たな青写真を描く。双方は良好な協力に基づき、教育・医療・科学技術・文化などの民生分野における人材の選抜・派遣の持続的な強化、業務モデルの刷新、ペアリング地区の公共サービスシステムの構築・改善支援などを展開し、協力体制と内包をさらに深化させる。同時に、農業・文化・観光一体化発展の推進において、新たな可能性を探し、静安企業が両地の協力において新たな発展を実現することを支援し、東西部協力の機会を確実に共同発展の契機に転化させ、資源共有・優位性の相互補完・互恵ウィンウィンを実現する。
会議に控え、代表団は市北ハイテク産業パークのAI体験館と張園を見学し、静安の科学技術革新・都市更新・ファッション産業などにおける活動を見学した。