「安全は最低ライン、効率は追求」、彼らは常にそばにいて黙々と見守っている
原稿発送の期日:2025-08-14 訪問回数:

8月13日、上海展覧センターには本の香りが漂い、年に1度の上海ブックフェア及び「書香中国」上海ウィークが正式に開幕した。19日まで続くこの文化の饗宴には多くの市民読者が集まった。百万人ものぼる読者が安全で秩序ある環境の中で書籍の海を楽しむことができるよう、静安警察は全面的な安全護衛を展開した。

同日午前9時、延安中路に位置する上海展覧センター入り口の前に、見学に訪れる市民が殺到。静安交通警察は現場で車の流れと人の流れを誘導していた。地域の交通の流れをバランスよくさせるため、警察は南京西路、延安西路、銅仁路、安義路など周辺道路の一部区間で迂回誘導措置を実施し、通過車両に現場の指示に留意して事前に路線を計画するようアドバイスした。

「この周辺、道が混んでいるため、できるだけエコ交通手段を選択してください」と、静安交通管理支隊1大隊の徐旺源警察官は車の流れを誘導しながら注意を促した。「われわれの目標はブックフェアの順調な進行を保障するとともに、都市の通常交通への影響を最小限に抑えることです」と、彼は述べた。

説明によると、今回のブックフェアは「昼間開催と夜間開催」の2部制を採用している。うち、8月13日から18日まで、上海展覧センターの噴水広場では「閲界夜市」イベントも開催される。時間が長く、人の流れが多いというイベントの特徴を考えて、静安警察は実施側及び管理側と緊密に協力し、事前に安全容量を評価し、「動的勤務準備」モデルを採用・開始した。

「西1館の人数が増えています。関連部署は誘導とモニターリングに力を入れて……」現場指揮部で、指揮担当者はコンベンションセンターのリアルタイム人数統計システムに基づき、「ビデオパトロール」の状況と結びつけて、展示ホールの機動警察力を速やかに配置していた。静安公安分局指揮処の何琳珅副処長は、「人の流れを的確に誘導し、突発事件には効果的かつ迅速に対応し、処置することを確保しています」と説明した。

また、静安警察は引き続き無人航空機が法執行をサポートする「空地連動」管理モデルを採用し、「ビデオパトロール」のカバー範囲をコア展示エリアの周辺まで拡大した。「空地連動は警察の視野を広げただけでなく、指揮手配の的確さと応急処置の効率を大幅に向上させました」と、何琳珅副処長は付け加えた。警察は、イベント会場周辺の無人航空機「無断飛行」、「ダフ屋」の入場券転売、スリ、詐欺などの違法犯罪行為に対し、厳しい取り締まり態勢を維持し、ブックフェアの秩序維持に全力を尽くすと表明した。

あらゆる方向から集まってきた読者をどうスムーズに入場させればよいのだろうか。静安警察は「細部に工夫を」入れていた。展示館に通じる地下鉄駅の出口やバス停では、警察と軌道交通、バスなどの部門が協力する「四長連動」メカニズム(地下鉄駅長、軌道公安の警長、管轄派出所所長および管轄街道・鎮の街道・鎮長による連携応急メカニズム)が効率的に稼働し、大量且つ明確な案内標識が事前に設置されていた。入り口に人の流れが集まると、専任警察力と安全検査員が密接に協力して、リアルタイムのモニタリングに基づいて安全検査通路を動的に調整する。

南京西路交番の韓培培副所長は、安全検査口で指揮した際に、「安全は最低ラインであり、効率は追求です。われわれは人の流れに応じて、通路を柔軟に増減することで、みんなが順調に入場できるよう協力するだけでなく、万全を確保しなければなりません」と述べた。

今週末に発生しかねない展示会のピークに向けて、静安警察も十分な準備を整えている。噴水広場の「閲界夜市」は夜間の客足が集中するエリアで、警察は現場に多警種連動(複数の警察専門部隊による合同対応)による人の流れのエリア別誘導を実施し、機動増援警察力を配置しており、作家サイン会などの人気イベントエリアでは、歩行パトロール警察力とビデオパトロールが「ダブル保険」を構成し、現場の秩序と安全をさらに保障している。

これらの見えるところと見えないところでの保護は、読者たちも実感している。ブックフェアの初日、娘を連れて児童書籍エリアを歩き回っていた李さんは、「延安中路銅仁路の付近から警察官が勤務しているのを見ました。安全検査エリアには列ができていましたが、効率が高く、秩序が良かったのです。現場には身分証明書を忘れた観光客もいましたが、そばには警察官が積極的に情報チェックを手伝っていましたので、各方面の努力が目に見えましたので、とても安心しました」と述べた。

ブックフェアの開幕に伴い、静安警察は動的に措置を調整し、この文化の饗宴の安全・安定・順調な進行を全力で保障し、市民と観光客に良好で秩序ある見学環境を提供する。