この夏、新疆草湖プロジェクト区、巴楚地区からの57人の青少年は、5000キロ以上の山と川と湖を越え、上海の青少年と黄浦江のほとりで暖かい握手を交わし、共に忘れられない思い出を作った。8月17日、「家が上海に、一緒に幸せに」をテーマとした2025年上海―新疆青少年研学実践イベント交流会が江寧路街道党群サービスセンターで開催された。
交流会で、参加した指導者は今回のイベントの参加者に「優秀参加者証書」と「修了証書」を授与し、新疆青少年絵画作品寄贈式を行い、イベントのボランティアに感謝状を授与した。草湖、巴楚、上海からの青少年たちは踊り、マジックシットコム、チャイナドレスショー、楽器演奏、合唱、朗読など、様々なパフォーマンスを披露した。
参加者たちは、この交流会は、7日間の研学ツアーのピリオドとなるが、皆の心と手をつなぐ新たな出発点でもあると述べた。
7日間の研学ツアーは、卓球試合から始まった。静安区青少年体育訓練センターで、プロのコーチが手を取ってラケットの握り方やサーブから教えた。これにより、子供たちはチームの力を深く体感した。黄浦江のナイトクルーズで、青少年たちは祖国の強さと美しさを自分の目で見ながら、包摂的で開放的な上海の都市精神を没入的に体験した。漢未央伝統文化体験コースで、青少年たちは興味津々に漢服に着替え、石刷り芸術という無形文化遺産の魅力を味わった。
科学技術革新インタラクションの交流会場では、ドローンが夢をつなぐ翼となっていた。赤色教育の授業で、「三地」からの青少年は銭学森図書館から中国共産党第二次全国代表大会記念館まで歩きながら、「守護」と「奮闘」という種を心の中にさらに深く蒔いた。
「新疆と上海の童心が静安に集まり、税と喜びが共に成長を促す」ペア就学支援5周年イベントで、青少年たちは願い事カードを展示板いっぱいに貼り付けた。税務システムの地域間連携から、企業や社会組織の相次ぐ参加に至るまで、5年間、無数の手が一本の縄になって固く団結し、5000キロメートルの距離を、「あなたは私のことを心配し、私はあなたのことを心配する」ような温もりに変えた。
青少年たちが互いに近づく一歩一歩には、隠れた無数の手の後押しが欠かせない。紹介によると、ホワイトカラー駅家のボランティアたちは、半月前から準備を始めており、移動時の乗り物手配から1日3食まで、細かいことまで念入りに用意していた。ボランティアの陸妍さんはこう述べた。「彼らは最初には話すことも恥ずかしがっていましたが、後では私を追いかけながら『おばさん!おばさん!』と呼ぶようになりました。本当に自分の子供を見るよりも嬉しいです」。
ドテラ(中国)研究開発センターはわざわざ子供たちのためにさまざまな「花畑の匂い」や「路地の日差し」などの香りをするアロマオイル入りフィギュアを用意した。申浩法律事務所の張玉霞弁護士は子供たちに「模擬裁判所」を体験させ、「小さな裁判官」と「小さな弁護士」に司法の公正と法律の神聖さを実感させた。静安区文化館の無形文化遺産の伝承者たちは、文化の融合を指先に隠し、魯庵印肉からチャイナドレスのチャイナボタンまでの技術を通じて、静安という土地の文化伝承を語っていた。
この研学ツアーは一段落したが、ホワイトカラー駅家の壁にはすでにオンラインでの「手をつなぐ」イベント、祝日のはがきのやりとり、来年の夏の「両地研学」などのイベント計画と手配が含まれる、「上海―新疆少年が手をつなぐ」イベントの後続計画が貼られている。
ホワイトカラー駅家の潘侃理事長は、「みんなは足取りで測り、心を込めて感じています。『歩きながらの授業』を通じて、中華民族共同体の意識をしっかりと築くことが体感でき、頭と心に刻まれるようにしています。上海と新疆の青少年は、互いの手を固く握り締め、心と心を重ね合わせ、中華民族の偉大な復興という中国の夢の若き章節を共に綴っています」と述べた。
今回のイベントは、上海市対新疆生産建設兵団対口支援前方指揮部、上海市対新疆対口支援活動前方指揮部巴楚指揮支部、静安区委員会統一戦線工作部、静安区民族・宗教事務弁公室が指導し、新疆兵地融合発展草湖プロジェクト区党委員会組織部、新疆兵地融合発展草湖プロジェクト区団委員会、巴楚県小胡楊社会発展促進センターが主催し、上海静安区ホワイトカラー駅家新興分野党建設促進センターが実施し、静安団区委、江寧路街道、静安区税務局団委員会、静安区科学技術協会、静安区青少年体育訓練管理センターが協力した。ドテラ(中国)研究開発センター、銭学森図書館、静安区文化館、中国共産党第二次全国代表大会記念館などの機関がイベントをサポートした。