王家沙長寧路店が新規オープン、初のセルフ計量方式が好評
原稿発送の期日:2025-09-17 訪問回数:

9月15日、長寧路85号に位置する王家沙長寧路店が新たにオープンした。新店舗は「伝統的な味と新しいスタイルの融合」をコンセプトに、初めてセルフ計量方式というモデルを打ち出した。オープン初日から周辺住民、ホワイトカラー、外国人観光客など多様な客層で賑わった。

約160平方メートルの店内は、飲食スペースと通り沿いのテイクアウト菓子コーナーがきちんと区分され、明るい空間は老舗の新たな魅力を感じさせている。特に注目されているのは、セルフ計量コーナーである。16種類ほどの上海名物料理がずらりと並び、香ばしい刻み唐辛子と魚頭蒸し、柔らかくて滑らかなタウナギの細切り、プリプリの茹でエビ、濃厚な醤油味の上海風豚の角煮など、どれもが本場上海の味わいである。料理はすべて50グラムあたり3.68元の統一価格で、ご飯とスープは一人あたり2元で何度でもお代わり可能となる。「とてもお得」と多くの客から好評を得ている。長寧店の汪校冬マネージャーは、「食べたいものを自由に選び、魚介類が好きなら多めに取れるし、バランスよく食べたいなら少量ずつ取れる」と笑顔で説明した。このモデルは、みんながより自由に食べられるようにするためだ。今後は売上や客のフィードバックを元に、人気メニューを維持しながら新メニューも随時導入し、選択肢をさらに増やすという。

セルフサービスコーナー以外に、店内のほかのエリアにも見所が隠されている。アラカルトメニューエリアでは、出来立ての面類が湯気を立てており、調理人の豪快な鍋さばきで炒められた具材が面の上に乗せられ、本場の上海味を届ける。隣には上海風ワンタン、スペアルブの餅煮、焼き餃子、春巻きなど伝統製法のおかずが並び、一口で子供時代の味を思い出させる。

通り沿いのテイクアウト菓子の窓口も人気で、揚げ巾着と肉詰め湯葉のセット、卵餃子、湯葉巻き、魚団子などの半製品が整然と並び、八宝飯、松餅、条頭餅などの看板商品も揃っている。中秋節が近いため、季節限定の月餅も発売され、昼食後に、都合よくお菓子をいくつか買うお客の姿が多く見られた。

「家族との食事では、注文しすぎて残すか、注文を控えると足りなくなるかいつも気にしていた。この計量販売方式はとても良く、豚の角煮や茹でエビを少しずつ味わえ、ご飯とスープはお代わり自由で、コスパが最高だ」と、近所に住む市民の李さんは料理を選ぶ際に話した。フランス人観光客のガブリエルさんはアラカルトメニューの蟹粉小籠包を試食し、「ほのかな甘みと蟹の風味が感じられ、初めての体験だがとても気に入った」と好評した。

上海で有名な老舗として、王家沙は今回のセルフ計量販売という新しい試みを通じて、上海料理の伝統な味を守りつつ、現代の消費者の食事ニーズに応え、より便利で多様な飲食の選択肢を提供している。