このほど、上海市広告協会が江蘇省・浙江省・安徽省広告協会と共催した「長江デルタブランド及び広告生態大会」がこのほど、上海展覧センター友誼会堂で開幕した。2025年上海国際広告祭の重要な構成部分として、大会は「共生共創、域見未来(共生と共同創作で地域間連携の未来を切り開く)」をテーマとし、長江デルタ一体化発展戦略を踏み込んで実践し、地域広告産業の「独自の努力」から「協力による突破」へと前進することを推進する。
戦略的リード
長江デルタ広告業界の一体化発展におけるマイルストーンを確立
広告は生産と消費を結び、文化と経済を融合する紐帯として、地域一体化の重要な支えである。広告産業はブランド連携を通じて地域産業の優位性を拡大し、クリエイティブな伝播を活かして長江デルタの物語を生き生きと語り、デジタル技術で地域的制限を突破し、広告を媒体として長江デルタの経済的活力と文化的魅力を全国ないし世界に発信する。
上海・江蘇・浙江・安徽の3省1市からの広告協会代表、業界専門家、企業リーダーが一堂に会し、長江デルタ広告産業の「一体化」協同と「質の高い」発展について議論し、「共生共創」理念を踏み込んで実践し、産業協同の壁を打破し、協力ウィン・ウィンを図り、成長のボトルネックを持続的に突破することで、長江デルタ広告産業の国際的競争力を高め、広告の力で長江デルタ一体化を推進し、長江デルタ広告業界の飛躍的発展を実現することを目指している。
実践的協力
地域広告産業協同発展の新たな枠組みを創出
長江デルタ3省1市の市場監督管理局は共同で長江デルタ地域の地方基準となる「デジタル広告サービス規範」を定めた。同統一基準の制定は長江デルタ地域のデジタル広告産業の発展に「共通言語」と「統一的基準」を提供し、国内における地域広告産業の「標準の協同、資源の相互流通、優位性の相互補完」を実現した発展の先例を開くものであり、全国地域広告産業の協同発展に複製可能・普及可能な「長江デルタ経験モデル」を提供する。
開幕式では、長江デルタ広告協会協力調印式が行われ、長江デルタ広告協会間の協力を深化させ、地域広告資源の共有と優位性の相互補完を推進し、長期的かつ安定した地域協会間の協力メカニズムを構築した。
さらに大会では、地域協同、ブランドの海外進出などの分野で活躍を見せている長江デルタ広告企業を表彰し、模範の力で業界全体が長江デルタ広告産業の協同革新の実践に参加するよう促した。
静安区政府は大会で広告企業支援政策を打ち出し、長江デルタ広告産業協同発展の実践プラットフォームを構築した。これにより、影響力のある広告企業とメディアプラットフォーム、及びブランド本部を集め、創造性が集約し、技術が牽引し、生態系が連携するデジタル広告の発展拠点を共同で構築する。
広告産業の革新発展における新たな道を模索
大会は「広告生態系の革新」、「ブランド価値の向上」、「技術による伝播推進」の3つの議題をめぐり、「シーン駆動×広告生態系――都市文化観光宣伝の新時代の幕開け」、「老舗×デジタル広告――ブランド再構築と時代との対話」、「AIによるエンパワーメント×公共広告――より温かみのある広告宣伝へ」、「科学技術イノベーション×ブランドの海外進出――広告がブランドのグローバル化を支援」の四つのテーマに集中し、業界の権威ある専門家と実践のエキスパートを集めて最先端の洞察を共有し、広告産業発展の新しい趨勢、新しい技術、新しいモデルを深く議論し、長江デルタ広告産業における「技術によるエンパワーメント、文化によるエンパワーメント、協同によるエンパワーメント」という業界の共通認識について合意した。
注目すべきは、大会と同時開催された長江デルタ広告協同協力展示会では、長江デルタの広告革新における実績を展示し、広告技術の応用を実演し、デジタル技術融合、AIによるマーケティング推進、ブランドモデルのイノベーションなどの分野における広告業界の画期的な成果を生き生きと示したことである。広告産業チェーン再構築という趨勢は、長江デルタ地域の広告協力と連携をさらに促進し、この流れに乗って発展していくようさらに後押しする。
長江デルタ広告業界は「各美其美(各自がその良さを追求する)」から「美美与共(良きものを分かち合い、より良きものを創り上げる)」へと移行しつつあり、デジタル技術とクリエイティブな知恵によって一体化発展の新たな章を綴り、国家戦略に奉仕し、経済の転換と高度化の発展を推進する上で、その生き生きとした証となっている。