2025上海マラソン(以下、上海マラソン)が正式に開幕した。11月30日早朝、マラソン愛好家たちは再び外灘の金牛広場に集結した。力強いスタートの合図とともに、2.3万人の選手がスタートラインを飛び出し、朝焼けに向かって全力で走り出した。
7時20分前に、先頭を走る選手が「梅泰恒」(梅龍鎮広場・中信泰富広場・恒隆広場)商業エリアに最初に到着した。7時35分から、ほとんどの選手が次々と静安区に到着し始めた。ワールドマラソンメジャーズの基準に合わせ、上海マラソンは2年連続で競技用車いす部門を設置した。最初の競技用車いすが上海展覧センターを駆け抜けると、コース沿いで観戦していた市民たちは一斉に歓声を上げ、選手たちを応援した。
上海マラソン静安区間(南京西路・成都北路から常熟路・長楽路まで)はわずか3.5キロメートルながら、「最も上海らしい」独特の趣と「静安スタイル」の魅力を凝縮している。このコースは金色のリボンのように、上海ラジオ・テレビ放送局、興業太古匯、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がショップ、カフェ、展示スペースを併設した複合型施設「ザ・ルイ(The Louis)」、「海上第一の名園」張園、「梅泰恒(梅龍鎮広場・中信泰富広場・恒隆広場)」商業圏、上海展覧センター、静安寺、「巨富長(巨鹿路、富民路、長楽路)」区間などのランドマーク建築と景観区間を結びつけ、まさに流れるような都市風景の絵巻となっている。
多くのランナーや観戦市民は、「上海マラソンが29年の歴史を経て、上海の都市文化に欠かせない象徴となっている」と語った。静安区区間では上海の繁華な都市景観が存分に展示され、まさに上海の「都市の名刺」と呼ぶにふさわしい。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の複合型施設「ザ・ルイ(The Louis)」は上海の人気スポットとして、膨大な客足を呼び寄せている。張園は上海文化の伝承と商業機能を融合させ、人通りが絶えない多様な都市空間となっている。「梅泰恒」商業地区、静安嘉里センター、静安寺商業圏は豪華さと繁栄を存分に示し、国際ブランドのショーウィンドウがずらりと並んでいる。
華山路から常熟路にかけての「巨富長」区間は上海マラソンを代表する景観として、コース沿いの建築群は古き良き上海の独特な趣と現代都市のファッション性を融合させ、ランナーたちに独特のランニング体験を提供している。
大会運営をより円滑に進めるため、静安区の各関係機関は緊密に連携し、競技運営、医療救護、警備、交通などの準備作業を推進するとともに、緊急対応計画を細分化・改善した。
大会組織委員会の手配に基づき、コース沿線には4カ所の応援ステーションと2カ所の給水ステーションを設置し、住民向け告知を掲示するとともに、通常の案内標識の設置・維持管理を適切に実施した。
区建設管理委員会と市政関連部門は、大会前に全区間の路面を平坦に整備し、競技用車いすの競技要件を満たす状態を確保した。コース沿いの各街道(町内)では50名以上の監視ボランティアを組織し、コース沿線や主要交差点で秩序維持、人流誘導、観戦マナー管理を支援した。
3つの民間フィットネスチームをボランティア応援団として組織し、コース沿いで選手たちを応援した。
また、静安区は500名の警備員と335名の警察を配置し、大会の安全を確保した。都市管理・法執行、緑化、消防などの部門が支援要員を派遣し、コース沿いの維持管理業務を実施した。
静安区精神文明建設指導委員会弁公室は関連要求を積極的に履行し、大会前と大会期間中に「出場・観戦マナー」に関する宣伝活動を展開し、良好な大会雰囲気を醸成した。