先日、「THOM BROWNE × ASICS」の期間限定ポップアップスペースが上海恒隆広場にオープンし、コラボシューズ「THOM BROWNE × ASICS GEL-KAYANO 14」が先行発売された。本コレクションは、スポーツテクノロジーとTHOM BROWNEの卓越したクラフトマンシップを融合し、ASICS SPORTSTYLEの名作スニーカーをテーラリングの概念で再解釈したものである。現在、グレーとブラックの2色が先行発売されており、ホワイトモデルは3月23日より本格発売される。
上海恒隆広場の1階アトリウムに位置するこの没入型スペースは、4月12日まで開催される。
同スペースは、THOM BROWNEを象徴する「シュルレアリスム的なオフィス美学」と、ASICSの本格的なスポーツDNAを融合。THOM BROWNE独自の美学で解体・再構築された名作「ASICS GEL-KAYANO 14」を展示し、多様な魅力が交差するユニークな空間を創出している。
本コラボレーションは、2026年2月6日にサンフランシスコのリージョン・オブ・オナー美術館で開催された「THOM BROWNE 2026年秋冬コレクション」のランウェイで初披露されたものである。THOM BROWNEの手により、ASICSの名作「GEL-KAYANO 14」をベースに、全く新しい形で解体と再構築が施されている。
「私は長年、ASICSのデザインやコラボレーションにおける独自のアプローチをリスペクトしてきた。少年時代に愛用していた頃から、今回タッグを組んで『THOM BROWNE for ASICS GEL-KAYANO 14』を作り上げるに至るまで、完成したコレクションは両ブランドの互いに対する敬意の証である。ASICSのアイコニックなシルエットを私のテーラリング言語に落とし込むことで、オフィスにも適し、スポーツシーンでも活躍できる機能的なスニーカーが完成した」と、トム・ブラウン氏は語る。
今回の特別なコラボシューズに加え、会場ではウェアやアクセサリーの豊富なラインナップも展開し、あらゆる季節と時間帯に対応するワードローブを提案。来場者は、デザインの背景にあるインスピレーション源や、ブランドの核となるクラフトマンシップを深く体感することができる。
上海のポップアップスペースはグレーを基調とし、日常のオフィス風景をアート空間へと昇華させている。この空間に足を踏み入れると、中央に配置されたアートピースのような巨大なウォーターサーバーが目を引き、「シュルレアリスム的なオフィス美学」というテーマに見事に呼応している。
空間のアクセントとなっているシルバーのスチール製オフィスデスクの上には、積み上げられた本に混じって「THOM BROWNE × ASICS GEL-KAYANO 14」が整然と並べられ、秩序と無秩序が共存する知的な遊び心が表現されている。サイドキャビネットに静かに陳列されたウェアコレクションは、トム自身のスポーツへの深い愛情と、スポーツテーラリングにおける彼の高い造詣からインスピレーションを得たものであり、随所にブランドの「ビスポーク」というワードローブの概念が体現されている。
陳列されているすべてのコレクションは、ブランドが貫く「秩序の美学」に基づいている。それはまさに、精緻な構造と抑制された表現にこそハイテーラリングの真髄が宿るのと同じである。空間のあらゆるレイアウトが、テーラード精神を視覚的表現として落とし込んだものとなっている。そして、スポーツ精神における「永続性へのこだわり」は、THOM BROWNEのワードローブ哲学の核である「時を経ても色褪せないからこそ、長く寄り添える」という理念に静かに呼応している。
「THOM BROWNE × ASICS」期間限定ポップアップスペース
期間:3月12日~4月12日
場所:南京西路1266号恒隆広場L1 アトリウム