国営通信社「新華社」によって海外へ紹介!大寧路街道の「楽活空間」が人気を集める理由とは?
原稿発送の期日:2026-04-08 訪問回数:

管轄区域内に8カ所の高齢者向け運動・健康センターを設け、約2000人の高齢者のデジタル健康記録を作成し、累計40万人以上にサービスを提供している。そのため、広く好評を博している!

全市初の「楽活空間」を開設した大寧路街道は2016年から専門機関と連携し、高齢者向けの地域密着型運動・健康スペースを整備してきた。これにより、高齢者が抱える「運動の機会が少ない」「運動の仕方が分からない」という課題を的確に解決した。最近では、国営通信社「新華社」の英語版アプリでも紹介され、世界に向けてアピールされている。一人ひとりに合わせた科学的なサービスから、高齢者向けのカスタマイズ機器、さらには運動、交流、リハビリを一体化した心温まる体験まで、大寧路街道の「楽活空間」は高齢者向けの健康増進施設となっている。

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一人ひとりに最適な「運動プラン」、科学的なフィットネスでより安心に

万栄路1199弄(番地小路)にある大寧路街道(西部)党員・群衆サービスセンターの3階に入ると、10台余りの高齢者向けフィットネス機器が運動の順序に従って整然と並べられている。

エアロバイクでゆっくりとペダルを漕ぐ人もいれば、スタッフのサポートを受けながらストレッチマシンの調整をする人もいる。時折交わされる会話や笑い声が空間を温かい雰囲気に包んでいる。

ここのスタッフは全員、コミュニティスポーツ指導員や赤十字救急救命士などの資格を保有している。中にはスポーツ健康指導員の資格も併せ持つ者もいる。こうした専門的な資格が高齢者の運動における安全の基盤を確固たるものにしている。

70代半ばの沈建忠はここの「常連」で、2024年に足の骨折から回復して以来、毎日通っている。今、彼はAI搭載のスマート体組成測定機の前に立ち、体組成評価を受けている。心肺機能、筋力、柔軟性、バランス力などの各データは測定状況に応じてリアルタイムで更新されている。

「以前測定を受けた際、スタッフはこれまでの慢性疾患の病歴や身体測定データを踏まえて、私に合わせた運動プランを立ててくれた。」「この間はずっとそのプラン通りにトレーニングを続けてきたので、今日はまた測定を受けて、効果を確認してみたいと思う。」と沈建忠さんは笑顔で語った。

2回の身体測定データを比較すると、明らかな変化がみられる。肺活量は3097mlから3259.7mlに、握力は33.5kgから39.8kgに、反応時間は0.63sから0.758sへと向上し、複数の指標のスコアも同時に向上した。

「ほら、肺活量も握力も反応速度も、以前よりずいぶん向上しているよ!」と、彼は身体測定の結果表を指さし、喜びに満ちた口調で述べた。

施設のスポーツ指導員・孫浪は、「ここが一般的なジムと根本的に異なる点は、サービスと機器がすべて高齢者に合わせて設計されていることだ。」「高齢者に機器に合わせるのではなく、病歴や身体測定の結果を踏まえて、その一人ひとりに最適な機器、強度、運動時間を設定し、リスクを未然に防ぐ。」と説明した。

科学的な計画を確実に実行に移すため、施設では万全な進捗管理体制を構築した。例えば、高齢者全員が運動の前後に血圧を測定する。数値の変化は身体の状態をリアルタイムで可視化するだけでなく、運動のアドバイスを適宜調整するための根拠ともなる。専用のデジタル健康記録では、血圧や運動時間などのデータをリアルタイムで監視し、数値に異常があれば直ちに通知される。また、住民は「家族用アカウント」を通じて、遠隔で親の運動記録を確認することができる。

この一人ひとりに合わせた運動プランは高齢者の身体の変化に応じて随時更新される。例えば、沈建忠の身体測定データが着実に改善する中、指導員も最新の心肺機能やバランス能力などの指標に基づき、彼の運動プランを微調整し、科学的なフィットネスが常にニーズに合致するよう配慮している。

高齢者向けのトレーニング機器には創意工夫が満載で、ゾーン分けされたレイアウトで利便性を向上

科学的なサービス体制が中核となる。また、高齢者の身体状況に高度に適合した機器とレイアウトにより、高齢者が「正しく、効果的に」トレーニングすることができる。大寧路街道の「楽活空間」には、一般的なジムのような高負荷のトレーニング機器はなく、その代わりに高齢者向けの設計が施されている。器具は有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチ、リズム運動・リラクゼーションの4つのエリアに分けられ、段階的に進められる運動プログラムは高齢者の身体能力に合わせて構成されている。そのため、専門の指導がなくても、リズムに合わせて気軽に運動を行うことができる。

有酸素運動エリアのエアロバイクは膝や関節への負担を軽減する穏やかな運動モードを採用するとともに、2つの異なるモードを特別に設計する。1つは年齢層が高く、リハビリを重視する高齢者に適したモード、もう1つは体調が比較的良好で、適度に運動強度を高めたい高齢者に適したモードだ。また、脳梗塞の患者もエアロバイクを利用して「健常な肢で不自由な肢を動かす」ことで、徐々に身体の協調性を回復させることができる。

高血圧や高血糖のある高齢者には、腕の開閉運動や、脚の内転・外転運動など、抵抗負荷型のスマート等速性トレーニング機器を推奨する。これにより、筋肉量を増やし、余分な血糖を吸収することで、身体指標の改善をサポートすることができる。

リラクゼーションエリアに設置されたバリアフリー対応の垂直リズムマシンや振動ソファは、足腰が不自由で自力で運動できない高齢者に適する。機械の規則的な振動によって体が受動的に動かされるため、力を入れる必要がなく、骨密度の向上や睡眠・便秘の改善にもつながる。また、施設側では使用上の禁忌がある高齢者を厳格に確認し、安全を確保する。

2023年に脳梗塞を発症し、片麻痺となった夏贇に対し、医師は「半年がリハビリの最適な時期だ。それを過ぎると回復は難しい。」と告げた。2024年の夏、松葉杖をついた夏贇がこの「楽活空間」を訪れた。スタッフが勧めた足専用のトレーニング器具が、彼の回復を大きく後押しした。「最初は足を全く地面につけることができなかったが、頑張って練習を続けた。15日後にはようやく少しずつ歩けるようになった。2カ月練習した今では、松葉杖も必要なくなった!」現在の夏贇さんは毎日決まった時間に練習場へ現れ、1時間半の練習を行っている。松葉杖なしでは歩けなかった状態から、自力で歩けるようになるまで、彼は粘り強さで医師の予想を覆した。「ここの機器はリハビリ病院のものと全く同じで、家からも近く、使い方を専門のスタッフが指導してくれるので、病院に行くよりずっと便利だ。」

単なるジムではなく、高齢者向け「交流の場」に

高齢者が「安心して気楽に」運動できることはあくまで基本機能に過ぎず、高齢者が「楽しく継続して」運動できるようになることこそが、「楽活空間」がこれほどまでに広く支持されている真の秘訣だ。

大寧路街道は高齢者の運動へのニーズの背景には、心の支えや交流を求める気持ちがあることを深く理解している。そのため、ここは単なるフィットネス施設にとどまらず、運動、リハビリ、交流、学習を一体化した高齢者向け総合サービスプラットフォームとなっている。高齢者が運動を通じて健康を維持するだけでなく、温かい交流と楽しさも得ている。

資格を持つコニュニティスポーツ指導員は、高齢者にとって「心温まる仲間」と「専門的な守護者」として評価されている。

初めて機器に触れ、不安そうな表情を浮かべている高齢者に対し、指導員はまず体調について話を聞き、優しく気持ちを落ち着かせてから、機器の使い方を一つひとつ丁寧に指導し、抵抗の調整方法やデータの意味を繰り返し説明する。リハビリ中の高齢者に対し、指導員が回復の経過を常に把握し、必要に応じてトレーニング計画を随時調整する。また、簡単な操作方法であっても、習得できるまで繰り返し指導する。

沈建忠は初めてここに来た時のことを今でも覚えている。エアロバイクに抵抗を調整する方法さえ分からず、心は不安でいっぱいだった。しかし、指導員の丁寧な指導のおかげで、徐々にリラックスできるようになり、やがてここで過ごすトレーニング時間を愛するようになった。夏贇も「指導員は私の脳梗塞の状態に合わせて適切な機器を的確に勧めてくれるし、間違った使い方をしないよう見守ってくれるから、怪我をする心配がない。」「彼らがいてくれるおかげで、安心してトレーニングができる。」とよく話している。

施設の温かさは単なる運動指導に止まらない。

読書コーナーの本棚には様々な新聞や書籍が並んでいる。高齢の方々は運動の合間に座って、それらを手に取って読むことができる。施設では、いつも数人の高齢者が輪になって座り、近況を語り合い、日々の生活のささやかな喜びを分かち合っている姿がみられる。太極拳、八段錦、健康体操などの特色あるプログラムは運動を楽しく魅力的なものにしている。転倒防止講習やスマートフォン講習は高齢者の生活上の課題を的確に解決し、「デジタルディバイド」を乗り越え、現代社会により円滑に溶け込めるよう支援している。

大寧路街道弁事処コミュニティサービス弁公室の丁衛慶副主任は、「『楽活空間』を創設した本来の目的は、高齢者が自宅のすぐ近くで、科学的かつ安全で便利な運動サービスを利用できるようにすることだ。」「定期的に科学的な運動を行うことで、高齢者の慢性疾患の発症や進行を遅らせ、効果的に予防し、真の意味で健やかな老後と楽しい老後を実現する。」と述べた。

コニュニティに根ざし、住民の生活を重視した取り組みは管轄区域の高齢者から認められただけでなく、中国の地域密着型高齢者ケアの優れたモデルケースとなっている。新華社から称賛された背景には、高齢者層のニーズへの的確な対応があり、的確なコミュニティガバナンスと心温まるサービスがあり、さらには「高齢者が安心して暮らし、健康で、楽しく過ごせる」という素晴らしいビジョンがある。

大寧路街道にある各「楽活空間」は今、その役割を果たし、コミュニティに根ざし、静かに実を結びつつある。