7月19日午後、米国、スペイン、イタリア、オーストリア、カナダ、英国から集まった中国系青年たちが、静安区の無形文化遺産展示センターを訪れ、文化の「ルーツ探しの旅」を始めた。
「一両の印肉は一両の金に匹敵する」と言われる魯庵印肉の製作技術、龍鳳旗袍(チャイナドレス)の手作り技術、そして「無形文化遺産」の要素が極めて多く含まれている「年夜飯(年越し料理)」など......
会場に集中的に展示された静安区の代表的な無形文化遺産48点は来場者を深く魅了した。さらに彼らを驚かせたのは、プロの解説員の代わりに、小学生のボランティア解説員たちが会場で解説を行っていたことだった。彼らは透き通った声で、各工芸の背景にある歴史的由来や職人の情熱に満ちた物語を語り、明瞭で流暢な話し方と、自信に満ちた振る舞いで、見学者の度重なる拍手を得た。
「こんなに若いのに、無形文化遺産についてこれほど生き生きと語れるとは思いもしなかった。中国の伝統文化に対する親近感がさらに深まった」と、米国在住の中国系青年は感慨深げに語った。
その後、中国系青年たちは「緑楊村の川揚料理(四川料理と淮揚料理が融合したもの)・お菓子の製作技術」の区レベル代表伝承者・方楨氏から、上海の伝統的な菜包(野菜饅頭)の作り方を学んだ。
「生地をこねる際、イーストやベーキングパウダーだけでなく、少量の砂糖も加え、水は少しずつ何度も分けて加える必要がある」「饅頭の皮を伸ばすとき、中央を少し厚めにし、端を薄くすることが大切だ。そうすることで、具材をしっかり包み込み、皮が破れにくくなる」。
みんなは生地を伸ばしたり、具を包んだり、ひだを作ったりして、真剣に学んだ。湯気の立ち上る菜包(野菜饅頭)が鍋から取り出されると、みんながこぞって自分で作った菜包(野菜饅頭)を手に取り、食べ始めた。ある中国系青年は、「今日、初めて菜包(野菜饅頭)の作り方を習い、初めて食べた。一口かじると、口いっぱいに旨味と甘みが広がり、故郷への道がさらに近くなったように感じた。これは単なる美食の味ではなく、文化のルーツそのものの味だ」と語った。
今回の見学は中国系青年たちの心に、自らのルーツを探求しようという想いの種を蒔いた。そして、この体験を通じて、山と海を越えた文化的アイデンティティが小さな菜包(野菜饅頭)に込めた。静安の無形文化遺産展示センターもまた、より開放的で活力に満ちた姿勢で、人々の無形文化遺産への関心を高めるにとどまらず、購買や体験につなげ、さらなる発信を図るようにし、中国の優れた伝統文化の種が世界各地で根を下ろし、芽吹くように努めている。