歴史の味、国際的雰囲気が、最終的に幸福感に繋がる!静安区が卓越した都市区を構築するには、最高基準に従う必要がある
原稿発送の期日:2023-02-28 訪問回数:

区长访谈

 图2

 

ゲスト

于勇

インタビュー背景

4年間の修繕・リフォームを経て、張園西区にある石庫門建築群は歳月の跡を消し去り、発展の新たな原動力が注ぎ込まれ、都市の新たなランドマークとなっっています。このような生まれ変わりにより、多くの市民が都市更新のボーナスを共有できるようになり、中国式現代化景観の具体的な現れでもなっていました。今回は静安区委員会の于勇書記を招き、「張園の発展と南京西路の発展は、上海市の都市変遷史である」「中国式現代化を実践し、解釈することに対し、静安区には基礎があり、さらに責任がある」などの話題について語ってもらいます。

司会者:

4年間の修繕・リフォームを経て、張園西区にある石庫門建築群は歳月の跡を消し去り、発展の新たな原動力が注ぎ込まれ、都市の新たなランドマークとなっています。このような生まれ変わりにより、多くの市民が都市更新のボーナスを共有できるようになり、中国式現代化景観の具体的な現れでもなっっています。

 

于勇:

そうですね。張園の発展と南京西路の発展は、上海市の都市変遷史です。中国式現代化を実践し、解釈することに対し、静安区には基礎があり、さらに責任があります。

 

司会者:

張園小路を散策すると、市民は細心の注意を払えば、レンガの壁にまだらに刻まれた跡や、木の窓枠に歴代の住民が打ち付けた釘の目を見つけるが、スプレーで「隠され」て、古い建物と一体化した隅にあるカメラにはあまり気付かないでしょう。

 

時筠崙:

一般的なビデオモニターは銀色か白色で、歴史的建造物の外壁につけるなら、実は唐突で、また数量も多いです。細分化管理ということは、細部まで磨いていくことを意味します。

 

司会者:

歴史的建築物の構造と現代的施設の「顕」と「蔵」は、まさに張園が有機的に更新した縮図です。

 

時筠崙:

そうですね。張園は、「保留・リフォーム・解体」という都市刷新の理念に従い、「徴用するが解体せず、人は立ち去るが家屋を残す」ものとし、移転・解体作業が始まって以来、将来の保護発展のために有効な根拠を提供することを考えました。オリジナルデザインから、建築業者、初代オーナー、そして100年間にわたる数回の変更、修繕まで、文字か3Dモデリングを通じて、すべての建築物に対応するファイルを作成しました。

 

于勇:

2018年に保護的徴収が開始される前、この地域には従来の住民が1122世帯、機構が42軒あり、うち半数はまだ手持ち便器を使用していました。1つの建物に十数世帯が住んでいて、蛇口や水道メーターが十数個あり、小さな建物の中には小さな屋根裏部屋や狭い可動式階段も作っていました。今では皆が新居に引っ越しました。一部は帰省のため戻りますが、昔と今の対照的な環境を見て、非常に感慨深げに振り返っています。

 

李林:

歴史的風貌保護区で地上・地下空間全体の開発を行うのは、国内でも初めてです。今後の張園東部エリアでは地下3階の空間を開発し、3つの地下鉄路線の乗り換えを実現する見通しです。地域全体の活力を活性化するには、すべての地上建筑の配属部分は地下空間へ伸ばして、都市の更新の目的を達成する必要があります。

 

司会者:

今、おしゃれな生活と伝統文化がここで交錯し、相乗効果を発揮し、新たな姿で市民にアピールしています。

 

于勇:

西区では、初出店・初披露・先発効果を重視し、体験型・先導的なファッション消費を導入しました。将来的には、南側に演芸センターを設け、駐場公演を、北側には日本の隈研吾巨匠に設計してもらう美術館を建てる計画があります。ハイエンドなビジネスや、文化があり、交通も便利です。

 

司会者:

張園西区の生まれ変わりで、南京西路商業圏に上海風石庫門の優雅な精神を注入しました。20年間以上にわたる総合開発を経て、ここは上海の消費トレンドをけん引するランドマーク的な商業圏となっています。

 

于勇:

南京西路実は上海最初の道路で、上海初の路面電車はここを通ったのです。リフォームにより、機能の強化とエネルギーレベルの向上を続け、今日の南京西路の姿を形作りました。南京西路は4つのエリアに分けることができます。東の興業太古匯から、恒隆広場、梅龍鎮広場、中信泰富広場で構成される梅泰恒「三角地帯」、さらに越洋広場、会徳豊国際広場、嘉里中心、久光百貨店、1788国際センターで構成される「金色スター」、12月に着工予定の西の協和城区画があります。

 

于勇:

同時に、既存の成熟した商業キャリアも改造によりエネルギーレベルを向上させ続けています。例えば、錦滄文華広場は、従来の単一ホテル業態を「高級オフィス+高級精緻ショッピングセンター」の複合型商業施設にグレードアップし、7月にイタリアOTBグループ傘下の4大パイオニアファッションデザインブランドのハイレベル初出店を迎えました。南京西路の一等地に位置する「上海空港都市ターミナルビル」は全体の最適化・アップグレードを実施し、来年下半期に完成する見通しです。

 

于勇:

静安区は上海のビル経済の重要な発祥地で、昨年、上海初の100億元の税収ビルである恒隆広場が静安区に誕生し、本部経済、外資経済が高度に集中しています。恒隆広場今年1-10月の税収が95億元に達し、年末までに再び100億元を突破するとみられます。国際最高基準、最高水準に従い、経済密度と単位当たりの投入・産出効率を持続的に高めなければなりません。古い殻に閉じこもって、手に入れたいくつかの成績に満足していると、前進することはできません。活動目標の設定はバスケットボールのフレームの高さに似ています。高すぎると100人で投げても誰も入れないし、低すぎると誰でも入れるから、興味がなくなります。1つの高さを設け、ギャップを見つけてこそ、モチベーションが上がり、前に進む力が出ます。

 

司会者:

静安区は今後、「中国式現代化」の道を実践する上で、どのような質の高い発展の新たな一章を書き上げていくのでしょうか。

 

石哲元:

我々はドローンを「レンガ」にして、「天空の城」を構築することを志しています。カタールW杯開会式でのドローンショーは、我々が中東の会社と協力したもので、テクノロジー+アートの中国の要素、静安区の要素です。静安区の物語をもっと普及させるべきです。

 

于勇:

静安寺の歴史は1000年以上あり、「天下の6番目の泉」として有名で、莫高窟壁画の上にも静安寺があります。このような話はまだたくさんあるので、南京西路開発の歴史をしっかりと語り、我々の静安区の物語をしっかりと伝えなければなりません。

 

雷梅:

我々は、見たり、感知したり、触ることのできる都市全体のVI(視覚認識)システムを作ります。都市の公共空間のガバナンスに注目しても、サービスシステムに注目してもいいですが、このシステムを補完する必要があると思います。

 

于勇:

ブロック全体を1つのシステムとして設計しなければなりません。南京西路の都市清掃は、地面に直接座れることを基準としています。街の風景、電柱、ゴミ箱でもいいから、座って楽しむことができるのなら、それは芸術品です。これで、都市はもっと温度や味があるようになります。

 

李林:

地域レベルの向上から言えば、南京西路周辺のビルを、地上と地下の一部の空間を通じて、相互に繋がることができるのではないでしょうか。

 

于勇:

我々が新しく開発し、条件の整った地区では、共同溝を作る必要があります。旧市街の地下ネットワークは多すぎることが原因で、張園の地下空間を3本の軌道交通につなぐには、資金投入が大きく、ハードルも高いです。もちろん、ハードルがあれば挑戦もあり、張園の地下空間開発や古い建築物のリフォームにおける各段階のアーカイブ映像が残されたので、今後の他のプロジェクトの参考にでもなれるでしょう。やはり使命感、責任感、緊迫感が必要です。

 

司会者:

新たな道程において、人民の素晴らしい生活へのニーズはより豊かで多様になるでしょう。

 

于勇:

人民本位を堅持し、人民生活の質を高めるため、静安区は「古い・老朽化・小型・問題の抱える住宅」を中心に力を出し続けています。

 

于勇:

古い住宅のリフォームは静安区の最大の民生です。2020年4月、静安区は大規模の二級旧里(旧式住宅の一種)のリフォーム任務を前倒しで完了した後、すぐに古い住宅のリフォーム・徴収の主戦場を残りの47箇所、約14万平方メートルの断片的な二級旧里の区画に転換しました。2025年までに中心市街地で率先して零細リフォーム任務を完成させ、2027年までに小梁薄板(梁が細くて板が薄い)住宅の改造プロジェクトを全面的に完成させ、2032年までに不揃い(セットではない)従業員住宅のリフォームプロジェクトを全面的に完成させることを目指します。来年は天目西路街道に位置する、古い労働者新村と、標準的な小梁薄板住宅である蕃瓜路地プロジェクトを重点的に推進します。すぐに2回目のヒアリングを開始し、彭浦新村の街並みのモデルを参照して、解体現場上の建設を行います。

 

司会者:

また、古い公的住宅にエレベーターを追加設置することについて、2014年に市内初のエレベーターが静安区に追加設置され、運行して以来、静安区は多くの「ナンバーワン」を生み出してきました。

 

于勇:

1つずつから団地全体をカバーしていますが、すでに29,000世帯の住民が恩恵を得ました。住民の獲得感が非常に強くて、我々も設置できるなら、できるだけ早く設置すべきだと提唱しています。高齢者に対して、養老問題を解決しなければなりません。1つのベッドというサービスにより、介護施設のサービスを自宅にまで広げています。1回の食事というサービスのもとで、我々は高齢者食堂を開設します。行動が不自由な高齢者がいるので、我々は食事を宅配するようになり、1日1食の配達から1日3食の配達へと発展しました。また高齢者向けに、一連のサイトや、ワンクリックでの配車、ワンクリックでの診察などの「ワンクリック通」を開設しました。0-3歳の子供という「最も弱い群体」を対象に、静安区では新たに包括的な保育施設を整備しました。そのうち江寧路街道は全国に先駆けて一時的に預かる「ベビーハウス」を模索して、3歳以下の乳幼児が近くで安全で包括的なケアを受けることが可能となりました。

 

林麗:

現在は4軒あり、それぞれ高齢者向けサービスセンター、党群サービスセンター、公営の託児施設、コミュニティサービス機能と融合するよう、住宅地区に開設されています。あるおばあさんによると、孫娘が生まれてから16か月になるまで、自分には息をつく暇がなかったそうです。今は同保育施設に子供を置けば、老年大学に行ってダンスしたりすることができると聞いています。住民は確かに獲得感、幸福感を感じています。

 

于勇:

駐車が難しいなどの問題を受け、静安区と中国鉄道十五局が連携開発する垂直掘進(シールド)地下スマート車庫プロジェクトがこのほど着工しました。このプロジェクトは建設予定の緑地の地下空間にスマート駐車場2基を建設し、駐車スペース304個を設置し、上海初の「ケーソン式」駐車場となります。

 

于勇:

我々は小さな勝利を積み重ねて大きな勝利とし、長く続けることを成功とすることを重視します。毎年、住民の民生問題の解決をはじめとする一連の重大工事、重大プロジェクトを実施し、「質の高い発展、質の高い生活、効率的な管理」という人民都市建設の成果を市民に感じてもらうよう努力しなければなりません。

 

司会者:

インタビューの最後に、中国共産党第20回全国代表大会の報告の中に含まれる、青年に対する希望についてお聞かせくださいませんか。

 

于勇:

現代の青年がよい時に生まれ、才能を発揮する舞台は限りなく広く、夢を実現するビジョンは限りなく明るいと思います。若者が未来を代表するので、ビジネス環境、生活環境をより良くし、多くの若者が静安区で起業し、夢を実現するよう誘致しなければなりません。

 

司会者:

于書記、皆さん、これで終わりです。ありがとうございました。今日のインタビューは以上となります。また次回。