宝山路街道の胡建文:赤色の宝山路、志を忘れずに
ゲスト
宝山路街道党工作委員会の胡建文書記
InterviewBackground
宝山路街道は静安区の中部に位置し、東は東宝興路から、虹口区と隣り合い、西は西蔵北路、南は軌道交通三号線、北は中山北路に接しており、管轄区域の面積は1.62平方キロメートルです。宝山路街道は著しい地理的優位性を持っており、南は蘇河に接し、北は大寧を眺め、静安区蘇河湾経済発展帯の中核地域に隣接しています。管轄区内には医療、教育などのコミュニティ生活サービス資源が豊かで、幼稚園から高校までの小・中学校が14校、上海市中医病院などの医療機関が4カ所あり、街は奥深い赤色(革命ゆかりのある)文化の内包を持っており、「赤色宝山」と呼ばれ、湖州会館、商務印書館、三曽里など26カ所の革命歴史遺跡があります。
司会者:
こんにちは!今回のオンラインインタビューへようこそ、本日のゲストは宝山路街道党工作委員会の胡建文書記です。胡書記、こんにちは!
胡建文:
皆さん、こんにちは。
司会者:
周知の通り、宝山路街道は赤色資源が豊富で、奥深い赤色内包を持っており、貴重な精神的富を持っています。ご紹介をお願いします。
胡建文:
はい。湖州会館は1927年の上海労働者の第3回武装蜂起指揮部の所在地であり、街道が党員・群衆サービスを展開するための活動陣地でもあります。宝山路街道党工作委員会の胡建文書記によると、これらの豊富な赤色資源を活用するため、主に3つの面で活動を展開してきました。一つ目は赤色遺跡を宣伝し、初心をアピールすることです。宝山路に赤色宝山のカルチャーウォールを建て、『赤色クラシック遊歩道地図』を描き、青年、工人運動、文化、革命を4本のメインラインとし、「赤色宝山で歴史を尋ねて遺跡を訪れる」のミニウォーキングルートを開発しました。2つ目は、赤色遺伝子を伝承し、物語をしっかりと語ることです。「赤色宝山微劇場」を開設し、『忘れられない1927』、『革命の熱血二兄弟』などのシチュエーション党教育コースや、赤色教育プログラムを編成・巡演し、百人による赤色宣伝団を結成して巡回講演を行い、学習・教育に豊かな素材を提供しました。三つ目は赤色ブランドを作り、精神を際立たせることです。「赤色名刺」を主軸とし、「静隣一家」をプラットフォームとし、オンライン・オフラインによる「宝山路・赤色客間」を構築することを堅持し、「一つのブランド、二つのブロック、三つの駅の融合、四つのエンパワーメント、五つの静隣行動+N項目の火種プロジェクト」という党建設が末端ガバナンスをリードするシステムの全体的配置を構築しました。
司会者:
中興公園についてもご紹介お願いします。西蔵北路中興路に位置する中興公園は、もともと旧改(古い住宅地改造)対象敷地でしたが、今では「グローバル卓越コミュニティ公園」として建設され、都市の「緑の肺」となり、周辺住民の家の近くにある楽しみの空間となっています。
胡建文:
そうです。宝山路街道はまた、中興公園に静隣党員・群衆サービスステーション、新時代の文明実践ステーションを設置し、周辺住民に全面的なサービスを提供しています。
司会者:
ここ数年、宝山路街道は「旧改」という大切な民生をしっかりととらえ、全力を挙げて加速して推進してきました。2020年4月、街道にある「四合一」近隣プロジェクトは静安区の最後の二級旧里(旧式住宅の一種)敷地であり、静安が大規模二級旧里の改造任務を早期完了したことを示しています。これについてご紹介していただけないでしょうか。
胡建文:
はい。ここ10年、宝山路街道は累計13000世帯の旧改・徴収を完了し、解体した家屋の面積は54万平方メートル近くに達し、住民の居住条件と生活品質は大きく改善されました。現在、街道は宝昌路青雲路など散在する二級旧里旧改・徴収を推進しており、第一回のヒアリングが100%満場一致で可決され、下半期には散在旧改の任務を全面的に完了する見込みです。大規模な旧街区改造のおかげで、街道の環境は生まれ変わるような変化をもたらしました。エメラルド雅賓利、中興路1号、青藍国際などの高級住宅団地が続々と建設され、もとの危険な小屋や散在する「老朽・ボロ・古い・小さい」住宅が高品質の住宅団地と公共空間に生まれ変わりました。
司会者:
街道の管轄区域面積は1.62平方キロメートルで、常住人口は6万人近くになりますが、「タニシの殻」のような場所で心を込めて「コミュニティの15分間便利な生活圏」をどのように作りますか。
胡建文:
これはずっと街道活動の重点となっています。数年来、街道には近隣センター、総合高齢者向けサービスセンター、党員・群衆サービスセンター、コミュニティ食堂など一連の公共サービス施設が新設され、全市唯一でコミュニティによる「上海眼鏡博物館」も建設され、管轄区域の住民がより便利な「家の近く」でのサービスを利用できるようになっています。
胡建文:
新しくオープンした「吾家食坊」コミュニティ食堂は、市民に人気をあつめた「民心事業」でした。普通のコミュニティ食堂とは異なり、「吾家食坊」は上海市中医医院の資源を頼りに、定期的に養生食事療法・薬膳を提供しています。また、空軍の学兵3営と協力して、部隊の料理得意な人材を育成する優位性を生かして、食堂が提供する料理の品目を充実させています。食堂の料理が豊富で、価格も安く、暖かいサービスを提供しています。オープンされて以来、周辺住民から熱烈な歓迎と多い称賛を受けており、毎日延べ約1000人以上がここで食事をしています。
司会者:
宝山路街道の際立たせた実務的な素質をアピールしていますね。各業務を着実に推進・実行し、実効を求め、実践を重んじ、末端の革新的活力を全面的に引き出しています。これを、どのように理解していますか。
胡建文:
第一に、実効性を求める上で、大衆の満足度を高めることに焦点を当てました。大衆の訴えを念入りに解決し、街道は「12345」ホットライン業務を民意聴取の重要な窓口とし、訴えを受けてすぐに処理する仕組みを最適化し、誠心誠意1つ1つの業務指示を処理しているため、街道の「12345」ホットライン業務は数年連続で全区の審査で1位になっています。「家の近く」での心温まる政務サービス構築に力を入れ、住民が外出しなくてもリアルタイムで業務の進行状況を把握できる「随心査」(いつでも照会可能)システムを開設しました。18の居民委員会の「静隣支援」サービスを実施し、「家の近くでの業務処理」を真に実現しました。全区初の標準化企業サービスセンター、全市初のコミュニティレベルの科学技術革新創業サービスステーションを建設し、管轄区の企業に心のこもった心温まるサービスを提供しています。
胡建文:
第二に、実践を重んじることで、大衆の参加度を拡大することに重きを置きました。「人民都市は人民が建設し、人民都市は人民のために」という理念を深く実践し、全過程の人民民主を堅持し、党建設がコミュニティの動員をリードする方法を運用し、復地新都国際城団地の外壁脱落問題を効果的に解決し、全市の分譲住宅の中で初めて類似の問題を解決した団地となりました。ごみの分別作業において、大衆の広範な参加を動員し、地域に応じて適切に推進し、全市初の細分化分別の「揚波モード」を形成しました。ステップイン式コンテナの改造でより細分化された分別管理と清掃標準の「会文モード」も確立しました。「移動投入車」プランを採用し、車両が定時に停車し、ボランティアが現場で監督・指導し、投入終了時に速やかに搬出する二級旧里モデルで、明らかな成果を上げました。
司会者:
赤色宝山路、志を忘れずに、新しいスタートで新たに出発します。街道の将来を展望してくれませんか。
胡建文:
宝山路街道は得難い歴史的チャンスをしっかりとつかみ、赤色文化の優位性、都市更新の優位性、戦略的後続な優位性を拡大し、都市更新のペースに拍車をかけ、伝統的な旧市街地から現代的な住み心地のいい市街地への転換を加速します。赤色宝山のブランドを磨き上げ、党建設がリードする末端ガバナンス革新を推進し、誰もが責任を持ち、誰もが責任を果たし、誰もが享有する社会ガバナンス共同体を構築します。15分間便利な生活圏を築き、最良の資源を人民にあげ、良質な供給で人民にサービスを提供し、温かい民生の土台をしっかりと築き、赤色宝山路を誰もが憧れる幸せな新しい故郷に建設します。
司会者:
ご紹介いただき、ありがとうございました!今回のインタビューはここで終了しました。また次回お会いしましょう!