大医による科学普及 静かに健康を--クラミジアに注目し 生殖健康を守る
原稿発送の期日:2024-07-15 訪問回数:

区长访谈

图2

ゲスト

段濤、李昆明

背景紹介

静安区公共衛生区合同会議弁公室、静安区疾病予防・抑制センター、静安区マルチメディアが共同で『大医による科学普及 静かに健康を』シリーズインタビュー番組を打ち出しました。今回の番組は生殖道クラミジア感染に焦点を当て、区マルチメディアセンターの司会者は3人の専門家と共に科学普及解答と対話・検討の形式で、大衆にクラミジア感染の予防治療に関わる知識を普及させ、生殖健康への大衆の関心を引きつけます。

司会者:

視聴者の皆さん、こんにちは、『大医による科学普及 静かに健康を』放送室へようこそ、今日の放送室には、2人の重量型ゲストを招待しました。こちらは上海市第一婦人嬰児保健院の産科学科リーダーで、主任医師教授、博士研究生指導教官、国家重点研究開発計画首席科学者の段濤先生です。段先生、こんにちは。

 

段濤:

皆さん、こんにちは。

 

司会者:

こちらは上海市第一婦人嬰児保健院の補助生殖医学科副主任主任医師、博士研究生指導教官、中国医師協会生殖医学支部委員の李昆明せんせいです。李先生、こんにちは。

 

李昆明:

こんにちは、段先生、こんにちは。

 

司会者:

今日は生殖道クラミジア感染について検討したいと思いますが、実はこの病気について私個人的に良く知っていませんので、生殖道クラミジア感染とは何か、お二人に教えていただきたいと思います。

 

段濤:

生殖道とは自然的に生成された体腔で、外部と連通されているため、よくいくつかの性的接触感染と関連する疾病が発症することがあります。女性にとって、生殖道の最もよく見られる感染は必ずしも性的接触感染と直接的に関わっているとは限らないかもしれません。クラミジアもその中の一つで、その特徴は他のこれらのよく見られる感染と比べて、かなりの一部には典型的な症状がないため、普段は大衆からあまり注目されていないことです。医師の立場から、私たちはこれらの生殖道感染を診断する時に注目しているかもしれませんが、日常生活において、大衆はまだそれについてあまり知っていないかもしれません。

 

司会者:

プール、及び浴室の中でも、感染するルートがあるのでしょうか。

 

段濤:

浴室の共用バスタオルや個人衛生用品などによっても、一定の感染確率がありますが、確率は相対的に小さく、主な感染経路はやはり性的接触による感染です。

 

司会者:

わかりました。さっき、実はこれは無症状感染だとおっしゃいましたね。

 

段濤:

それが無症状感染だと言っているのは、半分以上の人が無症状であるためですが、やはり症状がある人も少なくありません。泌尿・生殖道で発生することがあるため、尿道・尿路の感染があります。もし膣感染があれば、それは子宮頸部・子宮内膜にも影響を与え、それから卵管に影響を与えて、ひいては骨盤腔にも影響を与えることができます。感染の過程では、無症状であったり、有症状であったりしますが、他の感染と比べれば、通常は無症状の割合が高くなります。

 

司会者:

どの年齢層によく発症しますか。

 

段濤:

性的活発度と関連していますが、女性の中では20歳から30歳の年齢層が比較的に性的活発度の高い段階であるため、その罹患率は少し高くなります。

 

司会者:

まず女性を例に挙げましょう。感染した場合、体にどんな症状がありますか?

 

李昆明:

クラミジア感染の場合、比較的深刻な場合にはいくつかの症状があるかもしれませんが、人体が感染した後に約50%の確率でサイレント感染になります。つまり、明らかな症状は何もありません。それ以外にも、こしけの異常症状で受診してくれる方には、そのことを考えて、関連検査を受けるようにしています。他の要因で受診した人たちは、不妊層に注目し、関連する微生物検査を通じて、サイレント感染にかかっていないか確認することをお勧めします。もし本当にクラミジア感染による不妊であれば、適時に治療しないで進行し続けると症状が出てくる可能性があるからです。また、子宮内膜を損傷して、卵管の炎症を引き起こしたり、深刻な場合には卵管の水溜りを引き起こして、生育能力に非常に大きな危害をもたらすことがありますので、いち早く検査を受けたり、自発的にスクリーニングを行うべきです。

 

司会者:

お二人が診察している患者の中で、比較的印象に残った症例ケースを共有してくれてもよろしいでしょうか。

 

李昆明:

昔、地方の病院に行って、ある患者のために手術を施しましたが、彼女はすでに卵管膿瘍がありました。さっき段先生が言ったような炎症も伴っていました。この人も高熱があったので、その時手術を施しに行きました。彼女がどの微生物による感染であったかを確認するため、関連する検査を行いましたが、検査した結果、実はいくつかの混合細菌で、その中にはクラミジアも含まれていることがわかりました。これは非常に典型的な症例です。普段見られるクラミジア感染はほとんどはサイレンス感染であるか、筋膜感染でなくても非常に軽い症状だけを引き起こしていますが、この患者は衛生状態が悪いため、深刻な卵管膿瘍を引き起こしていました。もちろん、クラミジアはその原因の一つです。

 

段濤:

さっき李主任が享有したのは珍しいが、非常に際立った症例です。実はほとんどの場合、特別な症状がありませんが、病原体の検査をしてみると、クラミジア感染であることがわかります。

 

司会者:

わかりました。さっきおっしゃった通り、普段から早めにスクリーニングして早めに予防治療しなければならないということですよね。一般的には、どのくらいの期間で検査や予防治療スクリーニングを行うよう、一般市民にアドバイスしますか。

 

李昆明:

出産適齢期の女性や性生活があってからは年に一回検査することをお勧めしますが、特定の対象群、例えば不妊層の場合は、不妊関連の検査を受けに来た場合はちょっと違います。不妊の三つ要因は周知されていますね。一つは卵管の要因、もう一つは男性側の精子の要因、そしてもう一つは女性側の排卵の要因です。彼らが受診した場合、ほとんどの医師はこの三点に対応して関連検査を行っていますが、この三つの要因に関わる検査の結果が良いのであれば、クラミジア感染の検査を試してみるべきです。しかし実は妊娠できない人もいます。つまり実は10%の人は明確な原因を調べられないので、原因不明不妊と呼ばれています。10%の原因不明不妊のうち、その一部はこれらの病原微生物による可能性があります。例えばクラミジアなど、やはり関連スクリーニング検査を行うことをお勧めします。

 

司会者:

わかりました。実は、生殖道クラミジア感染に具体的にどのような危害があるのかもみんな注目しています。例えば、人によって危害が異なる可能性があるかどうかについて、紹介していただけませんか。

 

段濤:

李主任の患者さん不妊という特殊な対象群なので、クラミジア感染について注目していますが、私達産科医にとっても、出産検査の過程の中で注目しています。それは母親と子供の両方に一定の影響を与えるためです。例えば、妊娠中にクラミジアに感染した場合、膣の炎症が発生して胎膜の早期破れ、早産が発生する可能性があります。もう一つの影響は、産婦が感染期にあり、子供が産道の中から自然に出産した場合、角膜炎や結膜炎などのリスクが高まることです。クラミジアのフルネームは何でしょうか。クラミジア・トラコマチスと呼ばれています。最初にはトラコーマで発見されました。トラコーマの原因を調べた場合、このような病原体が現れましたが、目の損傷を引き起こすだけではなく、生殖道に現れる可能性がもっと高いことがわかりました。生殖道にある場合、新生児が出産過程で密接に接触した後、結膜炎のリスクが明らかに上昇するので、私たち産科医にとっては、妊娠期のこれらの特殊な変化や、母親と子供に与える可能性のある悪影響に注目しています。

 

司会者:

分かりました。出産適齢期の女性には何か影響がありますか。

 

李昆明:

女性の排卵にはあまり影響がありません。主に感染性があるので、感染するのは粘膜組織です。出産適齢期の女性では、関連する上皮組織の病変を引き起こし、関連する炎症を引き起こすことがあります。もちろんクラミジアに感染したら不治の病になり、必ず不妊になると言っているわけではありません。ただ感染した後、一部の人はクラミジアの感染によって比較的に深刻な炎症を引き起こす可能性があるということです。例えば子宮頸部の上皮に影響を与えると子宮頸炎を引き起こし、こうなると精子や卵子、そして形成された胚も卵管の中での移動が非常に困難になります。また卵管の炎症によるもので、卵管の炎症が深刻な場合、精子と卵子が全く接触できず、胚になれないことがあります。もし最後に卵管の中で会って、胚が形成されたとしても、最終的に子宮内膜に付着しなければなりませんが、子宮内膜に炎症が起こっていたら、たとえ良い胚が形成されても、子宮内膜がこの病原微生物の侵害により傷ついていると、作物を植えたいのに内膜が塩酸アルカリ地になったように、植えなくなります。つまり、いろんな方面から精子と卵子の結合に影響を与えて、胚の栽培に影響を与えて、最終的に一部の人の中で不妊を引き起こすというわけですね。

 

司会者:

今日の生放送もそろそろ終わりに近づいていますが、お二人も生放送を見ている視聴者の皆さんにもう一度念を押したいお言葉はないでしょうか。

 

段濤:

女性にとって、生殖道の健康維持と促進が特に重要です。クラミジアの場合、その他の性的接触感染型疾患の予防治療措置の原則と一致している。まず、それを重視し、認知的にそれを重視しなければなりません。第二に、早期スクリーニング、早期診断、早期介入が必要です。女性にとって、普段からいくつかのチャンスがあります。結婚前の健康診断、妊娠準備、出産検査などの特殊な窓口期間をがあります。こういう時に通常検査を行い、直ちにその存在を発見し、直ちに介入することができます。そうすれば、その後のこれらの発生可能性のある合併症が発生することはありません。

 

李昆明:

クラミジア感染については、大切にし、積極的に治療しなければなりません。クラミジア感染が発生しても、焦らずに対処すればいいです。もちろん、普段の生活様式にも注意して、自分から始めて、生殖健康を維持しなければなりません。クラミジア感染が発生したら、早期治療をして、治療が終わった後、出産のニーズがあれば、積極的に妊娠準備をすればいいです。クラミジアに感染しても必ず不妊になると言っているわけではありません。この障害物を取り除けば、順調に妊娠することができます。

 

司会者:

分かりました。お二人の紹介を聞いてから、みんなも生殖道クラミジア感染について非常に全面的に理解するようになっているはずでしょう。放送室でも、積極的な交流・対話をお願いします。お二人のゲストに再び感謝します。では、また次回会いましょう!