ゲスト
上海市市西高等学校
背景紹介
上海市市西高等学校は、中国近代教育史の縮図を体現する学問の殿堂であり、中国全国文明キャンパスと中国国家級教育成果一等賞の受賞校として、上海ならではの教育精神を象徴するランドマークでもあります。
司会者:
上海市市西高等学校は、中国近代教育史の縮図を体現する学問の殿堂であり、中国全国文明キャンパスと中国国家級教育成果一等賞の受賞校として、上海ならではの教育精神を象徴するランドマークでもあります。本日は、上海市市西高等学校の生徒、湯子軒さんをお招きし、百年の歴史を誇るこの学校の文化的魅力を一緒に探りましょう。湯さん、こんにちは!
湯子軒:
皆さん、こんにちは。
司会者:
湯さん、この建物には歴史を感じさせる雰囲気がありますね。少しご紹介いただけませんか。
湯子軒:
はい。これは1925年に建てられた伝家楼で、初代校長の趙伝家先生が掲げた「好学力行(学びに励み、実践に移す)」という教育方針は刻まれています。竣工から百年を経てもなお、「知行合一(知識と行為は一体)」の教育理念が引き継がれています。校章に描かれた躍動感のある「SSX」というデザインは、単なる略称だけでなく、教育理念の理想像でもあります。燃え立つ炎はまるで教師の情熱、芽吹いた若木は生徒の成長、そして羽ばたいているカモメは国に尽くす志を表しています。
司会者:
ご紹介ありがとうございます。こちらには「思考広場」という、他とは少し変わった教室があるとお聞きしましたが。
湯子軒:
はい。「思考広場」は、国語・英語・政治・歴史の各教科研究グループがともに設けたもので、生徒たちは毎週ここに集まり、時事問題や学問テーマをめぐって、学際的なディスカッションを行います。社会問題から古典文献まで、意見の取り交わしからモデルの構築まで、人文社会科学の多様な視点はここで行き交い、それにより、生徒の思考力や表現力が引き出されています。
司会者:
思考広場は文系の生徒に特に人気がありそうですね。
湯子軒:
はい、そうです。実は、理系を好む生徒にも優れた学びの場が用意されています。「漫思実験室」はまさに理系思考を育む「ラボ」です。物理のきらめきは実験台で躍動し、化学の反応はシャーレの中で花開いています。そして、生物の神秘は顕微鏡の下に現れ、地理の脈絡は模型の中で広がっています。ここでは「目標志向—自主学習—協働研究—思考力向上」というプロセスを経て、理系の学びは「講義型」から「探究型」へとモデルチェンジし、知識が実践により、よりよく学ぶことができます。
司会者:
市西高校の教育イノベーションはすばらしいですね。
湯子軒:
さらに、本校は大学や研究機関と連携して、宇宙科学、環境科学、生命科学、化学、人工知能、ロボティクス、人文・歴史・哲学、数理という8つの研究院ラボを共同設立し、特色あるカリキュラムや活動をシリーズで開発しています。ロボットプログラミングからAIアルゴリズムまで、遺伝子の謎解きから古書の校訂まで、生徒たちはここで自分なりの学術的関心が見付けられます。
司会者:
それでは屋外に移り、グラウンドにはどんな「活力の秘密」が隠されているのか見てみましょう。
湯子軒:
ここでは、自ら運動の時間帯を選び、自然と運動の習慣を身につけます。バスケットボールリーグからスポーツフェスティバルまで、体力テストの成績向上は、「心身ともに健やかな人間の育ち」という教育理念を証明しています。このコースは女子800メートル、男子1000メートルというレースの成績を測るだけでなく、生涯にわたる運動を楽しむための健康基盤を築く役割も果たしています。
司会者:
ご紹介ありがとうございます。「学びに励み、実践に移す」という校訓は、百年の時を超えても受け継がれてきました。かつて趙伝家校長は戦火の廃墟の中で教育の灯を灯しました。そして今、市西の教師と生徒はAI実験室でその精神を受け継ぎ、新たなイノベーションの一章を刻もうとしています。歴史は決して封じ込められることはありません。教育の種は代々の市西人に受け継がれています。湯さん、どうもありがとうございました。
湯子軒:
ありがとうございました。