躍進の午年、新たな道のりへ!この「青写真」にはどんな課題解決の「鍵」が隠されている?
原稿発送の期日:2026-03-31 訪問回数:

区长访谈

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ゲスト

潘伊明

背景紹介

2026年は「十五五(第15次5カ年計画)」のスタートの年である。新たな発展の節目に立ち、静安区はいかにして「国際的な静安、卓越した市街地」を目標に据え、上海の「5つのセンター」建設において中核的な役割を果たし、貢献していくのだろうか。これからの5年間、産業の高度化や消費の喚起をはじめ、改革開放の推進、空間レイアウトの最適化、まちづくり、文化発信力の強化、住民生活の保障、そして地域のガバナンスなど多岐にわたる分野において、どのような新たな展望と施策があるか。

司会者:

2026年は「十五五(第15次5カ年計画)」のスタートの年です。新たな発展の節目に立ち、静安区はいかにして「国際的な静安、卓越した市街地」を目標に据え、上海の「5つのセンター」建設において中核的な役割を果たし、貢献していくのでしょうか。本日の対談では、静安区発展改革委員会の潘伊明副主任と、上海華略智庫グループCEOの姚栄偉さんのお2人をゲストにお迎えし、計画策定の背景、全体的な考え方、発展目標および戦略的重点について深く掘り下げてまいります。

 

潘伊明:

皆さん、こんにちは。

 

姚栄偉:

皆さん、こんにちは。

 

司会者:

上海で最もリソースが集積する中心市街地の一つとして、静安区の発展は常に上海の「5つのセンター」建設と連動してきます。まずは潘副主任にお伺いします。静安区の「十五五」計画がこの点に立脚し、この期間を「上海の『5つのセンター』建設の重要な拠点となるための全面的な注力期」、ならびに「転換・高度化の最終決戦期」と位置づけられた背景について、詳しくお聞かせいただけますか。

 

潘伊明:

はい。「十五五」の段階で、「5つのセンター」建設の基本的な枠組みはすでに整いました。そのため、これからの最大の課題は「本当に強いのか」、つまり、グローバルな発言権を持ち、自ら発展を牽引していけるかどうかにシフトしているのです。静安区が「5つのセンター」建設において、しっかりと中核を担い、貢献していくうえで、最も直接的で効果的なアプローチとなるのが「都市機能の強化」なのです。そこで今回の計画では、上海市の「4つの機能」構築をベンチマークに据えました。具体的には、「高度なリソースの集積と波及」「科学技術イノベーションの発信と融合」「ハイエンド産業の集積とサービス産業の発展」、そして「高水準な双方向の開放」という4つにフォーカスしています。これらこそが、「5つのセンター」建設を力強く後押しする最大のカギになると位置づけられているわけです。また、全体目標については、経済発展、科学技術イノベーション、まちづくり、公共サービスという4大分野をカバーする「21の具体指標」へと落とし込まれました。「描いた青写真は最後までやり抜く」というブレない姿勢で、「国際的な静安、卓越した市街地」の実現に向け、着実に歩みを進めていきます。

 

司会者:

潘主任、詳しいご説明ありがとうございます。「十四五(第14次5カ年計画)」期間中の「3+3」産業体系と比較して、静安区の「十五五」計画では全く新しい「(3+3)+(1+3+X)」という現代化産業体系が打ち出されましたが、この背景にはどのような考えがあるのでしょうか。

 

潘伊明:

今回の計画における「(3+3)」は、引き続き6大産業に焦点を当てていますが、重点分野が異なることに加え、2つの顕著な変化があります。1つは、従来の商業・貿易サービス業を「ファッション消費産業」へと転換・高度化させた点です。もう1つは、「データインテリジェンス、文化クリエイティブ、ヘルスケア」の3分野を、十四五期の潜在産業から十五五期の「新興産業」へと格上げられた点になります。「3+3」から「(3+3)+(1+3+X)」への進化は、従来の発展基盤を継承しつつ、成長のロジックそのものを再構築し、さらに上の段階へと引き上げるものです。実際のデータを見ますと、十四五期間中、上海市静安区全体の商品販売総額は1兆元以上の規模を維持し、社会消費財小売総額でも中心市街地の中でトップを保っています。しかし、これまでの商業・貿易サービス業は成長の勢いにやや陰りが見られ、産業構造やブランド展開における課題、さらには地域発展の不均衡といった問題も抱えています。これを「ファッション消費産業」へと転換・高度化させることが、静安区のコア競争力をより強固なものにするうえで、必然的な選択と言えるのです。同時に、「データインテリジェンス、文化クリエイティブ、ヘルスケア」の3大新興産業は、十四五以降、集積度と規模の両面で飛躍的な成長を遂げており、新興産業へと格上げするための確固たる基盤がすでに築かれています。

 

姚栄偉:

一方で「(1+3+X)」体系の核心は、科学技術イノベーションの発展におけるボトルネックを乗り越え、融合イノベーションという独自な道を切り拓く点にあります。

 

潘伊明:

その通りです。「1」とは1つの主軸――すなわち、ビジネス、文化、クリエイティブ、テクノロジーの深い次元での融合イノベーションを指し、これが静安区における科学技術イノベーション発展の根幹をなすものです。「3」は、「ブロックチェーン、超高精細オーディオビジュアル、美容・健康」の3つの特化分野であり、それぞれデータインテリジェンス、文化クリエイティブ、ヘルスケアの3大新興産業に対応し、点から面へと産業の高度化を牽引していくものです。そして「X」は、生成AIやメタバースなどの新興分野のために発展の余地を残すことで、産業体系の柔軟性と先見性を確保することができます。

 

司会者:

詳しいご説明ありがとうございます。続いて、「2軸1ベルト3エリア」についてお話を伺います。空間配置は地域発展の「骨格」と言えますが、「十五五」期間において、静安区は「十四五」期間の「1軸3ベルト」を「2軸1ベルト3エリア」という空間配置へと発展させていくことになります。これについて詳しくご紹介いただけますか。

 

潘伊明:

はい。2つの軸線は、単なる静安区の軸線にとどまらず、上海市の東西と南北の2大軸線が静安区で交差する「戦略的要衝」でもあります。まず東西の軸となるのが「南京西路ハイエンドサービス先導発展軸」です。上海の延安路から世紀大道へと連なる大動脈の中核区間として、空間的な垣根を取り払い、周辺エリアへと波及効果を広げていきます。一方、南北の軸である「南北高品質均衡発展軸」は、地域を引っ張る牽引力をさらに高め、よりバランスのとれた発展を後押ししていく役割を担います。また、「蘇州河—彭越浦—走馬塘」を結ぶ「Σエコベルト」は、区の全域を連携させる、いわば「発展の血脈」です。全長13.7キロに及ぶ水系が、点在する水と緑の空間をネットワークのようにつなぎ合わせます。具体的には、蘇州河沿いを世界クラスの「水辺文化の交流拠点」とし、彭越浦沿いには高品質な「親水レジャー空間」を構築し、そして走馬塘沿いには「科学技術イノベーションの実験場」を組み込んでいきます。これら3つのエリアが、独自の特色を出しながらも協調し合い、環境面での魅力を周辺へと波及させることで、南北の融合的発展を力強く後押ししていくわけです。

 

姚栄偉:

この3つの水系をΣの形で結ぶ「Σエコベルト」の構想は、いわば静安区という「金のブーツ」に刺繍を施し、そこに新たな血脈を通わせるような取り組みです。これによって、静安区全体の街並みはいっそう躍動感にあふれ、その魅力がさらに輝きを放つことになるでしょう。

 

潘伊明:

さらに今回の計画では、南京西路機能区と蘇河湾機能区を一体化させて「中央活力区(CAZ)」を形成し、「1+1が2以上になる」のような強力なシナジーを生み出していく狙いがあります。というのも、南京西路の開発スペースが飽和状態に近づきつつある一方で、蘇河湾にはまだ大きななポテンシャルが秘められているからです。この両者を連動させることで、産業の同質化という課題を乗り越え、ハイエンドなリソースの集積をさらに進めて、グローバルな競争力を誇る世界クラスの中央活力区を創り上げることができるのです。またこれと同時に、大寧の「三生」融合イノベーション区と、市北国際イノベーション区の位置づけもさらに明確化になります。それぞれが「産業と都市の融合」と「科学技術イノベーションの牽引」にフォーカスすることで、区全体が連携し合いながらも、各エリアが独自の特色を発揮するという、新たな空間発展の枠組みを形成していくことになります。

 

司会者:

ありがとうございます。最後に住民生活に関する取り組みについて伺います。静安区の「十五五」計画では「住みやすさと安心なる居住」を最優先事項に掲げていますが、この背景にはどのような発展計画があるのでしょうか。

 

潘伊明:

2015年に、2つの区が合併され、現在の新たな静安区が誕生して以来、当区はずっと南北の発展格差という課題に直面してきました。再開発を途切れることなく推進することが、発展格差を是正し、「人民の都市」という理念を実践するための重要な施策となったのです。「十三五」時期には大規模な老朽化エリアの再開発に注力し、「十四五」には点在する老朽化住宅の解消と旧式住宅の改修へとシフトしてきました。つまり当区は、「まずはまとまったエリアの再開発、次に点在する住宅の解消、そして最後は個別の設備改修」というように、段階にわけて、歩みを進めてきたわけです。そして今回の「十五五」において、当区の老朽化エリア再開発は、まさに最終的な「総仕上げ」の段階を迎えます。これからの最大のミッションは、まだ残されている設備未整備の住宅改修に全力で取り組み、「質の高い居住環境」という目標を区全体で実現していくことです。住民の皆様からの「住み慣れたこの場所を離れずに、居住環境を良くしてほしい」という切実な声にお応えするため、実際の改修にあたっては各地域の実情に合わせ、「一世帯一世帯に寄り添ったきめ細やかな対策」を徹底し、計画から実行に至る全プロセスに住民の方々に参加していただく方法をとっています。また、この取り組みは単なる建物の修繕にとどまりません。私たちはコミュニティ全体の価値を向上させることをより重視しています。エレベーターの設置や地下駐車場、コミュニティ保健サービスセンターなどを同時進行で整備し、バリアフリー化や緑化も推し進めることで、古い住宅地を「心地よく暮らせるコミュニティ」へと生まれ変わらせていくのです。

 

姚栄偉:

総合的に言えば、静安区の産業ネットワークはより精巧に、より広げることができると考えています。また、静安区の産業はさらに集積して爆発的な成長を遂げ、静安区の企業はより多く社会に貢献できるようになるでしょう。

 

潘伊明:

そうですね。私は「美しく描かれた計画」が必ずしも「良い計画」とは限らず、「実行し、実現できる計画」こそが「良い計画」であると考えています。皆様は今後、この計画の文字が未来において一つずつ現実のものとなっていくのを見届けることができるはずです。この計画の青写真も、「国際的な静安、卓越した市街地」という現実の街並みへと変わっていくことでしょう。

 

司会者:

躍進の午年、新たな道のりへ。着実な歩みで未来へと突き進んでまいりましょう。静安区は今、明確なビジョン、革新的な施策、そして着実な行動をもって、産業の高度化において原動力を活性化させ、空間の最適化において課題を乗り越え、住民生活の改善において人々の心を一つにしています。上海の「5つのセンター」建設に静安の力を注ぎ、「国際的な静安、卓越した市街地」建設の新たな章を全力で書き綴っていくことでしょう。ご貴重なお話をご共有いただき、ありがとうございました。本日のインタビューはこれで終わりになります。お時間をいただき、ありがとうございました。

 

潘伊明:

本日は最後までご視聴いただき、誠にありがとうございました。それでは、また。

 

姚栄偉:

こちらこそ、ありがとうございました。また。