ゲスト
上海市愛国学校
インタビューの背景
上海市北京西路919号。プラタナスの木立の下に、124年の歴史を刻んできた名門「上海市愛国学校」が静かに佇んでいます。1901年に教育者・蔡元培氏が創設した女子学校を源流とし、「愛国女学」「愛国女子中学」「愛国中学」とその名を変えながら歩みを進め、2003年に現在の所在地へと移転しました。同校は創立以来、一貫して愛国精神を柱とし、「中華民族のために時代を担う人材を育成する」という崇高な教育理念を掲げ続けています。
司会者:
北京西路919号のプラタナスの木陰に佇む上海市愛国学校は、124年に及ぶ輝かしい歩みを誇る名門校です。1901年に蔡元培先生が創立した女子学校に端を発し、「愛国女学」「愛国女子中学」「愛国中学」の時代を経て、2003年に現在の校舎へと移転しました。一貫して愛国の精神を教育の柱とし、中華民族の未来を担う人材の育成に尽力されてきた同校の歩みについて、本日は詳しく伺ってまいります。王さん、どうぞよろしくお願いいたします。
王馨蔚さん:
皆さん、こんにちは!本日はよろしくお願いいたします。
司会者:
上海市愛国学校の歩みは、まさに中国の運命と共鳴し合う奮闘の歴史です。これまで、「一二・九運動」に身を投じた胡剛、胡旭、胡可の三兄弟をはじめ、紅軍婦人独立団の張琴秋団長、さらには「甘願征戦血染衣(血に染まる衣を覚悟で戦場に赴く)」の言葉を残した抗日の女性英雄・李林烈士など、数多くの傑出した人物を世に送り出してきました。
王馨蔚さん:
李林烈士は1933年、上海愛国女子中学の在学中に抗日救亡青年団に身を投じ、「不平倭寇誓不休(必ずや日本侵略者を平定するまで戦いをやめない)」という不退転の誓いを立てました。そして抗日戦争が最も熾烈を極めた時期、包囲網の突破を試みる部隊を援護するため壮烈な最期を遂げ、わずか24年の生涯を祖国に捧げたのです。現在、その胸像は愛国の情が満ちる校庭に静かに佇んでいます。毎年、清明節を迎えると教職員と生徒たちが胸像の前に集い、先烈の犠牲を偲ぶとともにその志を新たにしています。英雄たちが遺した気概は、すでに「愛国」で学ぶ者たちの魂の奥深くに刻み込まれているのです。
司会者:
百年前、蔡元培先生が掲げた「完全な人格の形成」という原点は、現代において「健康な人生、調和のとれた発展」という教育理念へと昇華され、しっかりと継承されています。貴校では立体的なカリキュラム体系を構築し、小学校から中学校を通じて「徳・知・体・美・労」の五育をバランスよく育む一貫教育を実践されています。
王馨蔚さん:
はい、おっしゃる通りです。具体的には、徳育を通じて精神を育成する中、学校の革命史に関する校内講演会、施設見学、自然探検などを通じて、家国情懐(祖国と郷土を思う心)を生徒たちの心に育んでいます。また、「全員メンター制」や「保護者向け講座」を通じて、一人ひとりの生徒に合わせた成長プランを策定しています。知育を通じて思考力を養う中、国語の授業では『三字経』から『身にまとう中国』に至るまで、伝統文化を深く浸透させます。数学の授業では『チェス』を用いて思考力を鍛えます。英語の授業では聴解力と会話力を磨き、科学の授業ではプロジェクト型学習を通じて、知識を「生きたもの」にしています。さらに、「体育を基礎とする」という理念のもと、場所の制約を打ち破り、廊下をトラックに、教室をコートに変えます。バレーボールの授業を段階的に日常に取り入れ、ゲーム形式の試合で興味を喚起し、「体育こそが五育の根幹である」という方針を実践しています。これらに美育と労育(労働教育)も組み込み、一人ひとりの生徒が多様性に満ちた環境の中で健やかに成長できるよう導いています。
司会者:
「教育に精通し、研究に長けた」教員陣の存在も、生徒たちにとって誠に頼もしい限りです。ここ3年間で、延べ114人が市や区の若手教員コンテスト、担任コンテストなどの大会で受賞しました。学際的な教育研究やテーマ別研修を通じて、新たな学習指導要領の理念を授業に定着させています。また、小学校から中学校への教育連携に向けた取り組みにより、教育の一貫性をさらに高めます。ここでは、教師は単に知識を伝える存在であるだけでなく、生徒の成長を支える「伴走者」でもあります。
王馨蔚さん:
「愛国女学」から「愛国学校」へと、校地は変わっても、「中華民族のために時代を担う人材を育成する」という使命は変わっていません。現在、本校は上海市の「新優質プロジェクトの実施校」や、「バレーボール人材の一貫育成体制プロジェクトの実施校」に指定され、「全国省エネ型公共機関モデル組織」「上海市グリーンスクール」「上海市家庭教育指導実践拠点」など、数多くの栄誉を獲得しています。
司会者:
百年の歳月を経ても、教育の灯は絶えることなく燃え続けています。朝の光が李林烈士の胸像を優しく照らし、廊下には子どもたちの元気な足音と明るい歓声が響き渡るなか、貴校は絶えず進化を遂げながら、新時代において「愛国」という言葉の真髄を受け継いでいます。「愛国」は単なる学校の名称にとどまらず、「祖国を思い、前向きに成長する」という、世代を超えた生徒たちの心に刻まれた信念です。王さん、本日は貴重なお話を誠にありがとうございました。
王馨蔚さん:
こちらこそありがとうございました。